
「(上位に)離され過ぎているが改善点がわかったのが収穫」角田裕毅がオランダGPフリー走行2回目で“逆襲”の7番手…来季の去就決定時期を“重鎮”マルコ氏が「9月か10月」と明言
その中で、米モータースポーツ専門メディア『motorsport.com』が、角田から「正直、何を考えているのかがわからない」と本音をぶつけられたマルコ氏が言及した、その決定期限についての注目コメントを伝えている。
「私たちは(来季の去就の)オプションを拡大した。というよりも、ドライバー(角田)たちも私たちと一緒にオプションを延長した。その意味でも、あと数回のレース結果や内容をチェックした後の9月か10月には、最終的な決定を下したいと考えている」
マルコ氏は初めて見極めの決定期限について明言した。
今後のF1スケジュールを見れば、9月にイタリアとアゼルバイジャンGPが、10月にはシンガポールとアメリカ、メキシコGPが待っている。つまり第15戦のオランダGPを含めて、角田に残されたチャンスは最大で6戦ということになる。
そこで結果を残す光明はある。サマーブレイク前のベルギーGP期間中にようやく新しいフロアを受け取り、公式予選3回目(Q3)でレッドブルへ移籍して11戦目で最高位となる7番グリッドを獲得した。角田のマシンに対して、同メディアは次のように伝えている。
「角田がチームメイトと同じ仕様のマシンを持っていなかった点は驚きに値する。角田は現在、最後のいくつかのコンポーネントがフェルスタッペンのマシンのものと一致するのを待っている状況となる」
角田は公式予選で求められるショートランの速さだけでなく、決勝での入賞へ向けて必要なロングランでの速さへを課題に掲げた。
FP2の終盤をミディアムタイヤでのロングランにあてた角田は「限界を感じた」と明かしている。
「正直、ちょっと(上位陣から)離されすぎていると思う。グリップがまったく感じられなかったし、ラップタイムがどんどん遅くなっていくのを感じた。奇妙なことにFP1ではその反対で、ロングランではまったく問題なかった。FP2前に加えた変更が悪い影響を及ぼしたかもしれないし、その意味でも中間点を探る必要がある。明日以降へ向けて少なくとも何を改善すべきかがわかった点が、初日の収穫になると思う」
今季第3戦の日本GP前に、姉妹チームのレーシングブルズから緊急昇格した角田の最高位は第4戦のバーレーンGPでの9位。他には10位が2度あるだけで、第8戦のモナコGPから7戦連続で入賞から遠ざかり、レッドブルで獲得したポイントもわずか「7」にとどまっている。だからこそ、サマーブレイク明け初戦となるオランダGPの目標を、角田は「ポイントを獲得すること」と明確に定めている。
舞台となる1周4.259kmのザントフォールト・サーキットとの相性は実はよくない。過去4度のオランダGPの最高位は2023年の15位。公式予選でQ3へ進出したのも2022年の一度だけで、9番グリッドからスタートした決勝では43周目で無念のリタイアに終わっている。
それでも最低でも公式予選でQ3へ進出し、決勝をできるだけ上位のグリッドからスタートさせなければ、おのずと10以内の入賞とポイント獲得も遠のいていく。角田自身が残留を望むレッドブルの来季シートをかけた第一関門、公式予選はフリー走行3回目(FP3)を経た後の日本時間30日22時にスタートする。