
「なんで?こんなことをしていたら野球がダメになる」阪神顧問の岡田彰布氏がTG戦制した巨人にTVゲスト解説で苦言連発…「小林の抑えキャッチャー起用」の提案も
3点を追う一死から森下に打席が回ってくると「ちょっとタイミングとか考えないと、どんどん(打率が)下がっていくよ。今は一番悪い。重症よ。(コーチが)言ってあげないと」と懸念を示していた。
しかし、カウント2-2からの大勢の高めに浮いたスライダーをレフトスタンドの中段まで運んだのだ。これには岡田氏は絶句。
そして「カーブ?スライダー?(よくそんな球種を)投げるよね。調子悪いバッターに、なんで(スライダーを)投げるの?(バットが)遠回りするんだから(調子の)悪いバッターには合うよ」と、岸田のリードに疑問を投げかけた。
岡田氏は、前回の監督時には、桧山進次郎が調子を落としてバットが遠回りし始めた際には、左腕のスライダーにはピタリとタイミングが合うため、不振脱出の手段として、あえて左腕にぶつけていたエピソードを披露した。
さらに岡田氏を驚かせたのが、続く佐藤が逆方向のレフトスタンド最前列に放り込んだ34号ソロだ。真ん中低めのストレートだった。
ここまで岡田氏は、佐藤に対してインサイドや高めのストレートを有効的に使って3打席をノーヒットに封じていた岸田のリードを称賛していた。
だが、「ずっと岸田のリード褒めとったけど凄いことやるよね。なんでここにきて低めの真っ直ぐを要求するんやろ。あれだけ、3打席は高めを要求しておいて…。こんなことをしていたら野球がダメになると思う」と苦言を呈した。
「ましてサイドスローのピッチャー。やっぱり巨人は勝てないよな。せっかく(そこまで)いいリードをしていてもあれでパーとなる」
そしてこんな提案をした。
「小林を抑えキャッチャーにするとか。それが最善の策と思うけど」
昨季は、菅野智之などの専属捕手として存在感を示していた小林を「抑えキャッチャー」としてリードした展開を逃げ切る後半に起用して配球を任せてみてはどうかと主張した。発想力が違う岡田氏らしいアイデアだ。
岡田氏が「甲子園に来るとなんか良くないような気がするね」と不安視していたマルティネスが9回を3人でピシャリと抑えて阪神の反撃を許さなかった。
巨人は阪神のマジックが減ることを阻止して4連敗をストップ。山崎が3年連続となる2桁勝利をマークして、甲子園アレルギーを払拭したことも、クライマックスシリーズで甲子園に乗り込んでくることができたならば大きなプラスだろう。
また4番の岡本が復帰後初めて猛打賞をマークした。
岡田氏は、岡本が左肘の靭帯損傷で3か月ものブランクを作ったことにも触れ「味方のエラーから自分でやった怪我やからね。どこにも(文句は)言えんよね。岡本が抜けたのはそりゃ大きいですよ。迫力あるバッターが怪我でもするとチーム力がガタっと落ちてしまう。いろんなポジションを4番に守らせたらあかんということやね」とも意見した。
岡田氏は優勝した2023年、2位に終わった2024年と、阪神の指揮を執った2年間で「一塁大山」、「三塁佐藤」の布陣を動かすことはなかった。
「この(試合の)反省は巨人には絶対ある。クライマックス(での対戦)になるかわからないが、4-1の楽勝を、こういうゲームにしてしまったバッテリーに大反省があると思う」
岡田氏からの“金言”を阿部監督は果たしてどう受け止めたのだろうか。