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  • 「言い訳を使い果たしF1キャリアが危険に」角田裕毅がローソンとの接触で13位終わったイタリアGPの評価が真っ二つに分かれる…「この結果で何を引き出すのは難しい」の擁護も
レッドブルの角田裕毅(左)がイタリアGPでレーシングブルズのローソン(右)と接触して13位に終わった評価が真っ二つに分かれた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
レッドブルの角田裕毅(左)がイタリアGPでレーシングブルズのローソン(右)と接触して13位に終わった評価が真っ二つに分かれた(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「言い訳を使い果たしF1キャリアが危険に」角田裕毅がローソンとの接触で13位終わったイタリアGPの評価が真っ二つに分かれる…「この結果で何を引き出すのは難しい」の擁護も

 さらに米国のモータースポーツ専門メディア『motorsport.com』は、これも決勝翌日恒例の「最も眠れなかったドライバー」に角田を選定した。
 角田は決勝後のフラッシュインタビューで、ローソンを「絶対に越えてはならない一線と、お互いに抱き合う敬意は常に存在する。本当に残念としか言いようがない」などと激しく非難。入賞を逃した原因は接触にあると主張した。
 これを受けた同メディアは「角田は言い訳を使い果たし、F1キャリアを危険にさらしている」とアクシデントは理由にならないと一刀両断した。
「角田にとって状況はタイトになり始めている。その意味でも、数字は嘘をつかないと早く理解する必要がある。可愛らしく愛想も良い外見と、物事が思い通りにいかないと一転して口汚い悪口を展開するユニークな組み合わせを気に入っているファンは多い。しかし、それでもすぐに十分な成果を残さなければ言い訳も尽きてしまい、彼のF1キャリアは希望よりも早く終わってしまう可能性があるからだ」
 またオランダのF1専門メディア『GP FANS』は「レッドブルのスターが不当に解雇されるかもしれない」とした記事を公開。イタリアGPの結果を受けて、角田を来季のシートから外す準備が始められた可能性があるとも報じた。
 同メディアはイタリアGP後にメキース代表に直撃取材した、英国のスポーツ専門チャンネル『sky sports』の著名ピットレーンレポーター、テッド・クラヴィッツ氏(51、英国)のコメントを引用する形でこう報じている。
「私はメキースに『年末までに角田がレッドブルから除外された場合、古巣のレーシングブルズのシートに戻るだろうか』と2度質問した。そこでメキースは『心配しないで下さい』とは返していない。彼は『考えることにさえ意味がない』とだけ言った。今季序盤にレッドブルのシートを失ったローソンは、レーシングブルズへ降格して今も留まっている。ローソンに比べれば、角田は不当なな形で解雇される可能性が非常に高い」
 メキース代表としては、今季のドライバー2人の最大限の力を引き出すとする方針を強調したに過ぎない。それでもクラヴィッツ氏の主観や憶測までもが、角田にとってネガティブなタイトルとともに記事になる。来季去就にさらに大きな注目が集まる中で、第17戦の次戦アゼルバイジャンGPは19日に開幕する。

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