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ルイス・ネリは10月26日にキルギスでWBCアジア王者のタイ人と再起第2戦に臨む
ルイス・ネリは10月26日にキルギスでWBCアジア王者のタイ人と再起第2戦に臨む

ネリが悪童復活?!井上尚弥に「今度こそ勝てる」と言いつつ「日本では嫌」と条件をつけ来年5月に「中谷は井上に勝つ」と予想したものの弱い根拠にアレッ?!

 

 昨年5月に東京ドームで井上と対戦したネリは1ラウンドに左フックでダウンを奪った。そして5月にラスベガスで井上はラモン・カルデナス(米国)に同じく至近距離の左フックのカウンターで2ラウンドにダウンを喫した。ネリはサウスポーで、カルデナスはオーソドックスで、スタイルは違うが食らったのは同じ左フック。ネリは井上が中谷の左フックを浴びると予想しているのだ。ただカルデナスと中谷は、ファイトスタイルも体格も違う。カルデナスは、中谷のように長身でもないし、それほどリーチもなかった。この「2人は似ている」論には、つっこみどころ満載で、根拠は弱いが、ネリの予想は「中谷」なのである。
 それには願望が多分に含まれている。
 中谷が井上を倒してスーパーバンタム級の4団体王者となった後に、その4つのベルトへ挑みたいというのがネリのプラン。
「プロモーターの契約もあり、中谷が勝つかどうかもわからないが、そうなるのが望み」
 そして、その先なのか、ネリの予想を覆して、井上が中谷に勝った場合なのかは不明だが、ネリにもうひとつのビッグマッチプランがある。 
 井上とのリベンジマッチだ。
「もちろん(再戦は)やりたい。彼がフェザー級に上がってきて、私が違う団体のチャンピオンになっていればリベンジのチャンスが欲しい」
 ネリにはあの東京ドーム決戦の敗北に悔いがあるという。
「コーナー際での作戦にミスがあった。ダウンを奪って、そこから攻めていったときにコーナーで作戦ミスがあった。その後悔が残っている」
 1ラウンドにダウンを奪ったが、5ラウンドに、井上にロープを背負わせた時に、逆に左のカウンターのフックでダウンを奪い返された。6回にも、コーナーにつめられ、逆転のカウンターを狙ったが、綺麗に右を浴びてのフィニッシュとなった。
 この時の反省を胸に「今度こそ勝てる自信がある」と、久しぶりの悪童ぶりを発揮して豪語した。
 しかも、再戦が実現するのであれば、フェザー級の王者として井上を迎えるのだから「日本ではやりたくない」という。
「アメリカ、メキシコ、ヨーロッパとか他の国ならいいがね。単純に日本は遠いし、食事も環境も全然違うから、コンディションが凄く作りにくい。アウエーではなく、カリフォルニアや、ティファナなら、体重を落とせるいいコンディション作りができる環境が整っている。やれるなら、そっちでやりたい」

 

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