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巨人の田中将大が悲願の日米200勝。坂本勇人から花束をもらい抱擁(写真・スポーツ報知/アフロ)
巨人の田中将大が悲願の日米200勝。坂本勇人から花束をもらい抱擁(写真・スポーツ報知/アフロ)

「変化を恐れていれば進化はない」日米通算200勝を達成した巨人の田中将大が会見で語った名言…最終登板までなかなか勝てずも「立ち向かっていかなくちゃ越えられない、どんな時も」

 

――チームの勝利に貢献するという考えにブレはなかったか?
「自分中でいろんな雑音が入ってきた。やることにフォーカスして今日やるべきことに集中したくとも、別のところから弱さだったり、雑音が入ることがあるので、それをなんとかしようと、そこに向き合って、打ち消して、自分のやることに集中しよう、と。その繰り返しだった」
ーー雑音とは?
「ネガティブなこと。打たれたらどうしようと、などが心の中に入ってくる。それを打ち消して、次の1球を投げる。そういう気持ちでやっている。結果が出ていないと、自分の中に弱い、ネガティブな心が入ってくる」
――苦労した?
「いろんなことがあった。ポジティブなものだけではないが、自分にとって財産。そういう経験をさせてもらっているありがたさがある」
――勝てずにを自信失ったことも?
「そりゃなかなかうまくいかないことは気持ちも含めてたくさんある。ただ立ち向かっていかないと、乗り越えられない。目をそらした時点で、クリアすることできない、前へ突き進むだけ。どんなときも」
――勝てば自信になる。
「そこが一番。阿部監督に『10勝くらいしてもらいたい』というお言葉をもらって、自分として、それくらいの勢いで1年ローテーに入り、試合数をしっかり投げればと思っていたが、なかなかうまくいかなkった。そんな中でも、いろんな経験はできた。自分としては、1軍の舞台での結果が求められている。そうでないとプロ野球選手としてダメだと思うが、いろんな成長ができた期間だったと今では思っている。コンディションや色んなことを含めて、今が一番元気じゃないか。僕だけが言っているのではなく、周りのスタッフ、見ている人も言ってくれていて自信がある。あとはゲームで結果を出す。そのために一つ一つやることをやっていく」
――メジャーでは勝ち星にこだわらない。
「自分に勝ち星がつくつかないより、チームの勝利。そこへ向けてベストを尽くしていく。でも自分に勝ちがつくと嬉しい。後から振り返って勝ち負けがつかない試合は覚えていない。勝った、負けたをみんな覚えている。勝てれば一番いい。ただ(降板後などの)勝ち負けはコントロールできない。そこにエネルギーを使うとしんどくなる。チームが勝つためにやれることを一個一個やっていくことが勝ちにつながる」
ーー周囲からのネガティブな声を聞き、見返そうとは?
「それは原動力にはなんない。応援してくれているわけじゃない。応援してくれている声が支えになり、そう思ってくれている人のためにと」

 

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