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大谷翔平だけじゃなく盟友のテオスカー・ヘルナンデスにもブルージェイズには因縁が(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
大谷翔平だけじゃなく盟友のテオスカー・ヘルナンデスにもブルージェイズには因縁が(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

WSもう一つの因縁…ブーイング候補は大谷翔平だけじゃなかった…「本当に契約寸前だったんだ」テオスカー・ヘルナンデスが約5年半プレーした古巣ブルージェイズとの復帰交渉を明かす

 ドジャースがワールドシリーズの出場ロスターを発表、家庭の事情で中継ぎ左腕のアレックス・ベシア(29)が外れたが、野手のメンバーは、リーグ優勝決定シリーズと同じ14人となった。前日会見では2年前に契約交渉をした大谷翔平(31)とブルージェイズの因縁が話題となったが、実はテオスカー・ヘルナンデス(33)も昨年オフに古巣のブルージェイズに復帰寸前だったことを明かした。キーマンの一人は「難しければ難しいほど自分はもっと集中して努力できる」と世界一連覇への思いを語った。

 大谷はブルージェイズにプレゼントされた帽子の行方論争

 ブルージェイズと大谷には因縁がある。FAとなった2年前に最終候補のひとつに残り、大谷はフロリダのキャンプ地まで出向いてジョン・シュナイダー監督らと面談までした。MLBネットワークのジョン・モリシ記者が「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と誤報を流してさらに騒動が拡大したが、大谷はドジャースと7億ドルで契約した。
 TSCスポーツが伝えた会見映像によると、前日会見でシュナイダー監督が「大谷が帽子を持ってきてくれるといいんだけど。私たちとのミーティングで持っていたものをね。デコイのジャケットもね。もう僕たちのものを返してくれよという感じさ」と、ジョークで恨み節。 
 スポーツネットLAが伝えた映像によると、メディアデーに出席した大谷は、「帽子?うちのガレージに取ってあります」と粋な返答をし、返すのか?聞かれ「いやいや。大事に取ってます」と笑いを誘った。
 ロジャースセンターではブーイングが予想されるが、「前回もされましたけど、それをまた力に変えていければいいかなと思います」と問題にしなかった。前回とは昨年4月の対戦だ。
 ドジャースにはブーイングが予想されるもう一人の主軸打者がいる。
 大谷が本塁打を打った際に「ひまわりの種シャワー」を浴びせることで知られる盟友のテオスカーだ。
 テオスカーは、2017年のデッドライントレードでアストロズから青木宣親と共にブルージェイズに移籍すると、2022年までプレー。マリナーズを経て2024年にドジャースに移籍したが、世界一後にFAとなり、古巣のブルージェイズから復帰オファーを受けたという。
「ザ・ドジャーズ・ブリード・ロス」が伝えた映像によると、「本当に契約寸前だった」とテオスカーは明かした。
「ほぼトロントかロサンゼルスか、という感じだった。でも、トロントには優先事項があって、それは、ある選手(ウラジミール・ゲレーロJr.)との延長契約をまとめることだった。彼らはそこに集中していた。
でも、僕はもうこれ以上待てなかったんだ。LA(ドジャース)は常にチームを良くするための補強を考えているし、僕もそこでプレーしたいと思ったんだ」
 結局、テオスカーは、ドジャースと3年6600万ドル(約104億円)で再契約をした。

 

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