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角田裕毅の人気はメキシコGPでも抜群だ(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅の人気はメキシコGPでも抜群だ(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

角田裕毅が「かなり満足な内容」でメキシコGPのFP2で7番手でも英メディアが「彼の将来に悪い兆候」と悲観的に報じた理由とは?

 

 今なお、ハジャーが昇格。レーシングブルズにはリンドブラッドが昇格し、同チームのもう一つのシートをレッドブルから降格する角田、リアム・ローソン(23、ニュージーランド)が争うとの見方が根強くある。
 前出の『F1 OVERSTEER』も「角田が来季もレッドブルのシートを維持する可能性は極めて低い」と指摘した上で、SNS上で飛び交うF1ファンの声を紹介し、特にFP1の結果に焦点をあてながら角田の現状を悲観的に伝えている。
「レーシングブルズへ復帰する可能性もある角田だが、ここでもローソンやリンドブラッドとの競争に直面する。しかし、ファンは角田裕毅のパフォーマンスに感銘を受けなかった。Xのあるユーザーは『角田にとって非常に恥ずかしい結果だ。来年はしっかりとしたセカンドドライバーを雇って欲しいと私は本気で考えている』と投稿し、別のユーザーは『リンドブラッド、F1のシート獲得おめでとう。そして日本人ドライバーがトップカテゴリーに別れを告げるときが来た』と投稿するなど、来季のレーシングブルズにすら角田の居場所はないと見なしている」
 英国のモータースポーツ専門メディア『CRASH.NET』は、ハジャーに加えてリンドブラッドの昇格を推しているとされるマルコ氏のコメントを伝えている。
「リンドブラッドは現時点で最速のルーキーであり、彼の技術的なフィードバックも印象的だったと言わざるを得ない。私たちは彼にとても満足している」
 メキシコGPの舞台となる1周4.304kmのルマノス・ロドリゲス・サーキットと角田の相性は悪い。公式予選で3回目(Q3)へ進出したのはアルファタウリ(現レーシングブルズ)のルーキーだった2021年の一度だけ。もっとも9番グリッドから臨んだ決勝はリタイアするなど、過去4年間の決勝で3度もリタイアを喫している。
これまでの最高位は15番グリッドから12位に順位を上げた2023年。FP1とFP2で3番手につけた昨季も公式予選で11番手に沈み、決勝では無念のリタイアに終わった。 
しかし、最後のアピールの場となるかもしれない今回は、相性うんぬんを言っている状況にない。レッドブル残留の可能性を広げるために、フリー走行で見せた好調を公式予選につなげなければならないだろう。

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