 
				もうなりふり構わず?!ロバーツ監督が“逆襲世界一”へ大谷翔平の「第6戦リリーフ」「第7戦先発」「第7戦中継ぎ登板&外野起用」の3パターンのフル活用プランを示唆
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(54)が30日(日本時間31日)、トロントのロジャースセンターで前日会見を行い、大谷翔平(31)の「第6戦でのリリーフ」、「第7戦での先発」、「第7戦で中継ぎ登板&外野起用」まで「あらゆることを検討する」と明言した。ドジャースは本拠地で第4戦、第5戦と連敗してブルージェイズに2勝3敗で王手をかけられた。“逆転世界一”へ。「負ければ終わり」となる明日の第6戦には山本由伸(27)が先発する。
「明日どういう状態で球場に来るかを見て判断」
 もうなりふり構っていられない。
 ブルージェイズに2勝3敗と王手をかけられ、選手とは別便のチャーター機でコーチ陣と共にトロントに乗り込んだロバーツ監督が、前日会見で、大谷のフル回転プランを示唆した。
 負ければ終わりの第6戦には、山本が先発するが、米「ドジャーブルー」が伝えた映像によると「大谷のリリーフ起用があるのか?」の質問に、ロバーツ監督はこう返した。
「明日どういう状態で球場に来るかを見て判断します。ただ、今はもう負けたら終わりという状況なので、そういう話し合いは当然必要です。明日は山本が先発しますし、チームとしては、失点を防ぐ面でも、得点を生み出す面でも、できる限りのことをしていきます」
 第6戦での大谷のリリーフ起用を否定しなかった。
 大谷は28日(日本時間29日)の第4戦に「1番・投手」でスタメン出場し、7回に連打を浴びて降板するまでブラディミール・ゲレーロJr.に3回に浴びた逆転2ランの2失点のみに抑える93球の力投を見せた。
 だが、その後にブレイク・トライネンが失点。第5戦でもブレイク・スネルの後を受けたエドガルド・エンリケスが大暴投で失点を許すなど、佐々木朗希以外のブルペン陣が不安を抱えている。大谷が第6戦にリリーフ登板すれば、中2日となるが、もう頼れる投手は二刀流スターしかいない。大谷自身も28日の試合後会見で「全試合に必要であれば準備したい」との覚悟を口にしている。
 もしリリーフ登板すれば2023年のWBC決勝の米国戦以来となる。
ただ、この時は9回の登板だったため、胴上げ投手となったが、9回までに中継ぎ起用された場合、先発降板後にDHで継続出場できる「大谷ルール」は適応されない。中継ぎ登板した後に二刀流を続けるには外野を守るしかない。
 ロバーツ監督は「明日(第6戦)は外野では出ません」としながらも、もし第6戦に勝ち、3勝3敗として、第7戦に持ち込んだ際にはその可能性があることをこう示唆した。
「どんな可能性も話し合います。第7戦までいけば、あらゆることを検討するつもりです」


 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							 
							