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岡本、今井、村上の3人にメジャーの熱視線が集まる
岡本、今井、村上の3人にメジャーの熱視線が集まる

フィリーズ“56発男”退団の場合の後釜は村上宗隆?「今井達也はメッツ千賀滉大より少し上」「高橋光成は挑戦が遅すぎた」「阪神才木浩人は知っておくべき名」…MLB公式が異例特集

 メジャーリーグのFA市場の解放を前に注目を集めているのが、日本からの挑戦を表明している選手達の動向だ。MLB公式サイトは「2026年にメジャーで注目すべきNPB、KBOスター」と題した異例の日韓の特集記事を組んで紹介した。同サイトのFAランキング30では、8位が村上宗隆(25)、11位が今井達也(27)、16位が岡本和真(29)、21位がFAになったばかりの今永昇太(32)となっている。

 岡本を狙うはメッツとタイガース

 これもドジャースの優勝効果なのだろう。MLB公式サイトが今オフのFA市場で注目すべき日韓のスター候補に関する特集記事を掲載した。
 取り上げられた日本選手は、巨人の岡本和真、ヤクルトの村上宗隆、西武の今井達也、5日に球団がポスティングによるメジャー挑戦を容認を発表した高橋光成、逆に今オフの移籍は認められなかった阪神の才木浩人、再挑戦の意思を明かしているソフトバンクの有原航平の6人。そして巨人のフォスター・グリフィン、横浜DeNAのアンソニー・ケイの名前も付け加えられている。
 また同サイトは30人のFAランキングも発表していて、村上、今井、岡本、今永の4人が名を連ねている。
 特集記事でトップで扱われたのが岡本だ。理由は、過去に山口俊、菅野智之以外にポスティングによる移籍を許可せず、松井秀喜も海外FA権を取得するまでメジャー挑戦できなかった巨人が、岡本のポスティングによる移籍を認めたことからだ。
 同サイトは「読売ジャイアンツ(日本野球界のヤンキース)は、全盛期のスター選手をメジャーに送ったことがない。それが時代の流れと共に変わろうとしている」と記して「MLBのスカウトは長年にわたって岡本をチェックしており、十分な準備をしていた」と明かした。
 同記事では今季岡本が阪神戦での走者との接触で左肘を痛め、69試合出場に留まりながらも、復帰後にOPSが1.00を超え、300打席未満で15本塁打を放ったことを紹介した。
 ただランキングのページでは、「メジャーでの速いボールを投げる投手への対応力については疑問視する声がある。日本では一塁よりも三塁を多く守ってきたが、メジャーが彼を三塁手として評価するかどうかは不透明だ」とも指摘している。
 岡本をパイレーツやカブスなどで活躍し通算386本塁打の右打ちの三塁手のアラミス・ラミレスや、ロッキーズなどでプレーした元打点王のビニー・カスティーヤに似たタイプだと紹介。FAでピート・アロンソが退団する可能性の高いメッツと、タイガースが岡本の獲得の可能性のあるチームだと予想した。さらに岡本が来春のWBCか、メジャーキャンプか、どちらを優先するかも「興味深い」とも付け加えた。
 村上は「若さと岡本以上のパワーが魅力」と評価。
 移籍先の有力候補として、56本塁打を放ち、大谷翔平との本塁打王争いに勝ったカイル・シュワーバーを残留させられなかった場合のフィリーズ、ジョシュ・ネイラーと再契約できない場合のマリナーズの2球団をあげた。またスポーツイラストレイテッド誌もフィリーズが「アロンソ、岡本、村上の3人をなんらかの形で狙っている」とも指摘した。
 MLB公式のFAランキングのページではドジャース、ヤンキースを村上の移籍可能性がある球団としている。

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