それ言う?!ヤンキースGMが「結果的に(山本由伸&佐々木朗希の獲得は)及ばずドジャースは成功したが…」と“恨み節”のあげく今井達也“争奪戦”でのリベンジを誓う!
さらにヤンキースとドジャースとの因縁を含めてこう続けた。
「今のドジャースのローテーは十分埋まっているように見える。ヤンキースはより差し迫ったニーズに直面していることから、キャッシュマンは、今井の獲得でその(ドジャースに争奪戦で敗れ続けている)傾向に逆らおうとしている可能性がある。今井はヤンキースが日本からくる才能ある選手を獲得する足場を再確立するのに役立つかもしれない」
地区シリーズで敗退し、ワールドシリーズでドジャースにリベンジを果たすことができなかったヤンキースの今オフの補強ポイントのひとつが先発ローテーだ。
今季全休のゲリット・コール、18勝9敗のカルロス・ロドン、14試合に先発し4勝4敗のクラーク・シュミットのローテー候補3人が手術明けで、来季の開幕に間に合わない。19勝5敗のマックス・フリードも含めて、彼らは30歳オーバーで、ローテーの高年齢化も問題となっている。先発補強は急務なのだ。
「ニューヨーク・ポスト」は、「日本人右腕の今井達也は、ヤンキースの先発ローテーション補強候補として注目に値する存在かもしれない」との見出しを立てた記事の中で、キャッシュマンGMの発言と共に、今井の代理人を務めている“やり手”スコット・ボラス氏がGM会議で発したコメントをこう紹介している。
「多くの球団が今井の話をするとき、『Oh my(凄いわ)』と言うんだ。それくらい彼は特別な選手なんだよ。彼の投球を一度見れば、強烈な印象が残る。いわば“タツヤ”そのものなんだ。彼のような才能がアメリカでどう花開くのかみんなが注目している」
ボラス氏は19日(日本時間20日)にも今井の正式なポスティング申請の手続きに入ることを明かしている。
今井に興味を示している球団はヤンキースだけではない。米サイト「トレード・ルーマーズ」は、ドジャース、メッツ、カブス、パドレス、レッドソックスの名をあげ、ジャイアンツ、ブルージェイズなどの可能性を報じるメディアもある。
米サイト「ジ・アスレチック」は、契約金を8年1億9000万ドル(約293億6000万円)と予想した。資金力のある球団でなければ無理だろう。その意味でヤンキースに可能性はある。今オフの今井争奪戦でヤンキースはドジャースにリベンジを果たすことができるのだろうか。

