「ショウヘイが投手でいる限りこの先何年も続けてMVP」ベッツが大谷翔平の7度受賞の“ボンズ超え”に太鼓判?米メディアは2026年MVPを予想し「大穴が阻むことは現実的にほぼ不可能」
米サイト「ファンサイデッド」は「ナ・リーグの大穴選手がMVP3連覇の大谷(の4連覇)を阻むことができるのか…現実的にはほぼ不可能」との見出しを取った記事で早くも2026年のMVP予想を具体的に展開させた。
大谷が来季は投手としても開幕からフル稼働できることを伝えた上で「打撃面でやや勢いが落ちたとしても大谷が20試合に先発すれば、誰がMVPから引きずり下ろせるだろうか。もし怪我をすれば、特に打撃面に影響し、MVPの可能性も下がるだろう。しかし、それ以外の場合、彼を上回るには歴史的なシーズンを送る必要がある」との見解を述べた。そしてエンゼルス時代の2022年にMVPを逃した際にはヤンキースのアーロン・ジャッジがア・リーグのシーズン最多記録を更新する62本塁打を放っていたことを紹介した。
同メディアは「現実的には2026年に大谷を倒せる選手はほとんどいない」とした上で「可能性がある選手」として4人の名前を挙げた。
1人目は今回のMVP最終候補に残ったメッツのフアン・ソト。今季の成績を紹介した上で「6月以降のOPSは1.000を越えてMVPに値するパフォーマンスだった。もしソトが、この成績をシーズン通して維持し、50本前後の本塁打を放ち、メッツをプレーオフに導けばMVP獲得の可能性もある」とした。
2人目も最終候補に残ったシュワーバー。
「彼はDH専任でソトほど万能ではないため、道のりは少し厳しい。しかし、もし65本塁打を放てば、MVP争いに加わる可能性もある。現実的にはかなり低いが、56本塁打を放った実績もあり、可能性はゼロではない」
3人目はナショナルズのジェームズ・ウッド。22歳のウッドは今季前半戦には、打率.278、出塁率.381、長打率.534、24本塁打、69打点という驚異的な成績を残した。同メディアは「最大の大穴予想だ。すべてが噛み合えば、その潜在能力は非常に高い」とした。
そして最後の4人目は、山本由伸を押しのけて満票で今季のサイヤング賞を受賞したパイレーツのポール・スキーンズだ。
「投手がMVPを獲得するのは非常に難しいが、誰かがそれを成し遂げられるとすればスキーンズだろう。現実的には大穴だが、今後さらに成長し記憶に残るシーズンを送る可能性もある。それは決してあり得ない話ではない」
スキーンズは今季のMVP投票でも6位に入っており、2014年のドジャースのクレイトン・カーショーを最後に投手のMVP受賞者はないが、2011年にはタイガースのジャスティン・バーランダー、1990年代にはアスレチックスのデニス・エッカーズリー、レッドソックスのロジャー・クレメンスが受賞しており可能性はゼロではない。
それでも同メディアは、検証した上で「こうして見てみると、大谷のMVP連覇を阻むには、怪我や歴史的な記録更新級のシーズンが必要であり現実的にはほぼ不可能だと言える」と結論づけた。

