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韓国が1点を追う9回二死から巨人の大勢に同点アーチを浴びせて引き分けに持ち込んだ(写真・スポーツ報知/アフロ)
韓国が1点を追う9回二死から巨人の大勢に同点アーチを浴びせて引き分けに持ち込んだ(写真・スポーツ報知/アフロ)

韓国が「奇跡の同点アーチ」で対日本11連敗を免れるも12与四球の大乱調で引き分けに終わり「勝てたかもしれないのに残念」と同国メディアの評価は真っ二つに割れる!

 7人の投手をマウンドへ送った韓国は、日本の打線を6安打に封じた。しかし、与えた四球は最終的に「12」を数えた。韓国投手陣は15日の第1戦でも、9つの四球と2つの死球を与えた末に4-11で逆転負けを喫している。
別の韓国メディアの『OSEN』は、2試合で実に23もの四死球を与えた投手陣へ次のように苦言を呈している。
「特に第2戦では、マウンドに上がった投手陣が打者としっかりと勝負できなかったのが非常に残念だった。何とか引き分けで終えたが、4つの押し出し四球のうちひとつでも与えていなければ、韓日戦における長い連敗記録を断ち切れたはずだった。今は韓日戦における11連敗を免れたことに、満足しなければいけないだろう」
 韓国プロ野球(KBO)では昨シーズンから、自動ボール判定システム(ABS)が本格導入されている。二軍戦で2020シーズンから試験的に運用されてきたABSを、満を持して一軍での試合で世界に先駆けて採用した。
 対照的に今回の強化試合2連戦では、ストライク及びボールの判定を球審が行った。特に第2戦では球審のストライクゾーンが狭い傾向があり、日本の投手陣も9四死球を与えている。その中でAIが駆使された、いわゆるロボット審判に慣れている分だけ、韓国の投手陣に戸惑いが生じていた可能性もある。別の韓国メディア『my daily』はリュ・ジヒョン監督(54)のコメントを伝えている。
「第2戦では12もの四球を与えてしまったが、来年3月のWBC本大会までにはしっかりと準備していく。私たちは来年1月から、代表チームの活動をスタートさせる予定だ。東京ドームでの連戦を含めて、試合映像を徹底的に分析していきたい」
 もちろんWBC本大会でも、ストライク及びボールの判定は球審が行う。過去5回のWBCで、韓国は2006年の第1回大会でベスト4、2009年の第2回大会では準優勝しながら、2013年の第3回以降はすべて第1ラウンドで敗退している。再び上位進出を狙っていくためにも、今回露呈した課題を早急に解消していくことが求められる。
 韓国の懸念材料は投手陣だけではない。母親が韓国出身という関係で、前回WBCに韓国代表として出場した世界一連覇ドジャースのトミー・エドマン(30)の辞退が決定している。エドマンは近日中に右足首を手術、リハビリを経て来春のキャンプで早期復帰を優先させたいとして、辞退の意向をリュ・ジヒョン監督へ伝えている。

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