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リリーバーとしてWシリーズ連覇に貢献した佐々木が来季は先発で3連覇の力に?!(写真:Creative 2/アフロ)
リリーバーとしてWシリーズ連覇に貢献した佐々木が来季は先発で3連覇の力に?!(写真:Creative 2/アフロ)

「ロウキは理想的な先発5番手になりえる」ロバーツ監督が佐々木朗希の先発復帰を明言しMLB公式サイトは「WS3連覇に火をつける可能性のある”脇役”の6人」のトップに指名

 電撃来日したドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が19日、都内で行われた木下グループのCM制作発表会に出席し、佐々木朗希(24)を来季は先発で起用する考えを明かした。MLB公式サイトは「ドジャースの3連覇に火をつける可能性のある”脇役”の6人」を選び、その筆頭に佐々木の名をあげて「理想的な5番手になりえる」と予想した。

 山本、スネル、グラスノー、大谷に次ぐ5番手の先発

 やはりロバーツ監督の2026年の佐々木の起用構想は先発復帰だった。電撃来日したドジャースの指揮官は木下グループのCM制作発表会で、佐々木の来季起用法について聞かれ、「来季のロウキは先発を予定している。しっかりと休養を取らせて週に1度投げさせる予定だ。彼には健康に保ち、力強さを維持して来年のスタートを切ってもらいたい」と明言した。
 今年がルーキーイヤーだった佐々木は、東京ドームでのカブスとの開幕シリーズ第2戦で先発デビュー。その後、8試合に先発したが制球難に苦しみ、1勝1敗、防御率4.72と低調のまま、5月に右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト入りし、3カ月以上チームを離脱した。 
 だが、9月24日に復帰するとそのダイヤモンドバックス戦でリリーフ起用され、復活した160キロ超えのストレートとスプリットのコンビネーションで火の車だったブルペン陣の救世主として守護神のポジションまでのぼりつめた。フィリーズとの地区優勝シリーズ第4戦では3イニングの回跨ぎ救援に成功するなど、ポストシーズンでは計10回2/3を投げてわずか1失点、2ホールド3セーブをマークしてチームのワールドシリーズ連覇に貢献した。先発時に20.4%しかなかった空振り率は33.7%まで跳ね上がっている。
 しかし、あくまでもチームのブルペン陣の危機を救うための緊急措置的な起用で、本人は先発復帰を希望。チームの来季のストッパーはまだ固まっておらずFA市場でパドレスのロベルト・スアレスや、メッツのエドウィン・ディアスに目を向けている状況だが、24歳と若い佐々木の将来性を考えて、フロント、ロバーツ監督共に来季は先発で起用することを決断した。
 同じタイミングで、MLB公式サイトは、「ドジャースの3連覇に火をつける可能性のある6人」と見出しを取った特集記事を掲載。そのトップに佐々木をピックアップした。
 佐々木のポストシーズンでの活躍データーを示した上で、「評価の低かったブルペンの後ろを支えて優勝に貢献した。シーズン序盤は先発として苦しんだ日本の“怪物ルーキー”にとって見事な立て直しだった。佐々木は5月に負傷者リスト入りし、8月のマイナー調整では、球速低下にも悩んだがシーズン終盤に救援として復帰した」と紹介。

 

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