過剰反応？！「侍ジャパンはドジャースのファームシステムか」山本由伸と村上宗隆の“寿司会食”写真が米SNSで拡散して「勧誘だ」と大炎上…米メディアまで賛否交えて大騒ぎ！

　ドジャースの山本由伸（27）とヤクルトからメジャー挑戦のためのポスティング申請を8日に行った村上宗隆（25）の2人が六本木の有名寿司店で会食した写真を米サイトがSNSに転載したことで拡散し「勧誘だ」「侍ジャパンはドジャースのファームシステムか」などと大騒ぎになった。もちろん山本に交渉権限などなく旧交を温めただけの話だが、米メディアまでもが「移籍が懸念される」「夕食くらい静かに食べさせてあげて」と過剰反応するなど大谷翔平（31）、佐々木朗希（24）ら日本人スターをかき集めて“世界一連覇”を果たしたドジャースの動きと村上の動向に全米の野球ファンの注目が集まっている。

　鮨「さとう」の店主は問題の写真を削除した模様

　1枚の写真が大騒動を巻き起こした。写真に写っているサインの日付からすると、11月8日に帰国した山本が、東京五輪やWBCのチームメイトであり親交のある村上と六本木の有名寿司店「さいとう」で食事した際の記念写真が、店のインスタにアップされたところ、その写真を米ポッドキャスト「Talkin’Baseball」、ドジャース専門サイト「DodgersNation」が公式Xに転載して一気に拡散。「ドジャースの山本が村上を勧誘した」と大騒ぎになった。
　現在写真は削除されていると見られるが「さいとう」の店主は今春にドジャースがカブスとの開幕戦を東京ドームで行った際、ドジャースの夕食会に出張して寿司を握ったことで知られる。
　米メディアも反応。「ニューヨークポスト」は、「山本がトップ日本人FAの村上と夕食。ドジャース移籍への懸念が高まる」との見出しを取って大真面目な記事を展開した。
「このディナーは2人が単に友人として近況を語り合っただけかもしれない」としながらも、「ドジャースはこのFA時代に1990年代から2000年代初頭のヤンキースのように、驚くほどのコストをかけて次々とトップ選手を獲得し続けている。今月初めにポスティングされた村上獲りに参戦する可能性がある」と報じた。
　同紙のジョン・ヘイマン記者は今オフのFAランキングの9位に村上を置き、6年1億5000万ドル（約236億4000万円）の大型契約を予想している。カイル・タッカーの獲得に動く可能性と、三塁のマックス・マンシーを1000万ドル（約15億8000万円）の球団オプションで契約延長したことを伝えた上で村上獲得の可能性を真剣に伝えた。
　このSNSの炎上騒ぎそのものに焦点を当てたのが、米サイト「トータルプロスポーツ」だ。
「侍ジャパンはドジャースのファームシステムか… 山本が村上と夕食を共にしMLBファンが大騒ぎ」とXへの投稿を引用して見出しを取り、こう伝えた。
「ドジャースは、日本人スターにとって依然として“最優先の行き先”に見える。今ファンの間では新たな大型移籍が近づいているのではないかと信じられている。今週、ドジャースの山本が、NPBのスーパースター村上と夕食を共にしているところを目撃された。単なる食事であるにもかかわらずMLBファンにとっては重大な“赤信号”だった」　
　同サイトは「夕食写真がオンラインで出回るとファンは『単なる会食ではなくリクルート活動だ』と即座に推測した。すでにドジャースには大谷、佐々木らの日本のスターが所属しており『ロサンゼルスには他球団が太刀打ちできない“日本人選手のパイプライン”がある』と信じるファンも多い」とした上で、大騒ぎとなったSNSでのファンの声をいくつか紹介した。
「ああ、彼は絶対ドジャースだ」
「タンパリング（不正な勧誘）だろ」
「また始まったよ」
「じゃあ俺たち（ドジャース以外のファン）はもう終わりってことだな？」
「侍ジャパンはドジャースのファームシステムか」