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接近戦で天心にアッパーを打ち込む拓真。この距離が天心の弱点だった(写真・山口裕朗)
接近戦で天心にアッパーを打ち込む拓真。この距離が天心の弱点だった(写真・山口裕朗)

那須川天心の弱点がバレていた…「接近戦に弱い」大橋会長が明かす井上拓真の勝利秘話…「天心と武居との再起戦も面白い」

 大橋会長は天心の強さを認めた上でエールを送った。
「以前よりパンチの威力も増していた。苦手な接近戦を克服したら凄いし、いずれ世界王者になる選手。この経験で強くなってくるし、次もう一回やってきたら厄介な相手。巻き返しが楽しみだね」
 天心も、試合後に23分間にわたって行った会見で「やり続けます。やり返します、必ず」と現役続行と拓真へのリベンジを誓った。
 リング上では、拓真に直接「強くなるんで。もう一度お願いします」と再戦を申し入れている。だが、拓真にも夢の広がる次戦計画があり、そう簡単に再戦は実現しない。
 大橋会長は9月の指名試合でクリスチャン・メディナ(メキシコ)に倒され、WBO王座から陥落した武居と天心の再起を目指す2人が互いに世界再挑戦をかけたサバイバルマッチで対戦するカードを「面白いね」と提案した。
 無敗のキック王者と元K-1王者、当初はWBO王者だった武居が天心の挑戦を受ける、あるいは互いに世界王者になって統一戦のリングで対戦するというドリームプランが持ち上がっていた。
 大橋陣営の一員として赤いTシャツでコーナーの下から拓真の戦いを応援していた武居も「自分もそう。ボクシングは甘くないと感じた。お互いに再起してどこかでぶつかることができれば」と語っていた。
 拓真と天心のそれぞれの新たな物語はすでに始まっている。

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