「ド軍の先発調整プログラムを守れるのであれば…」佐々木朗希のWBC予備メンバー登録をスッパ抜いた米記者が「最終メンバー入りに問題はない」と伝えるも参加に懐疑的な意見も
11月に来日した際には、「WBCについては、ショウヘイ、ヤマモト、ロウキ、それぞれの判断に任せ、その決断を尊重したい。シーズンを長く戦ってきたので、来季に向けて休養は大事だ。ただWBCが彼らそして日本にとってどれだけ重要かも理解している」と語っていた。だが、12月5日に配信されたABEMAのインタビュー企画「おはようロバーツ」では、否定的なコメントに変わっていた。
「投手は大変だ。ロウキがWBCで投げたら驚くね。故障から復帰して間もない中で、先発投手としての体作りを行うので、早期に仕上げるのは難しいと思う」
それだけに佐々木の参加ニュースには驚いているのかもしれない。
「辞退する」と予想していた米「スポーツイラストレイテッド誌」も、このロメロ記者が報じたニュースを取り上げたが、ドジャースサイドの懸念についてもこう触れた。
「たとえ佐々木がロースター入りしていたとしても、ドジャースとしては、スプリングトレーニングの真っ最中に最大2週間、若い主力選手の一人を失う可能性があることを懸念するのは当然だろう」
同誌は、WBCの1次ラウンドが3月5日に日本で開幕、日本は3月6日の台湾戦からスタート、勝ち進んだ場合、決勝は3月17日にマイアミで行われ、最大7試合を戦うことになることを紹介。
「佐々木については、今後その時点までに多くのことが決まっていく。もし彼がドジャースが提示している先発投手としての調整プログラムと同様のメニューを日本代表でも守れるのであれば、1回も調整を遅らせずにWBCに出場できる可能性がある」と参加を条件付きとした。
佐々木は前大会ではチェコ戦と準決勝のメキシコ戦の2試合に先発した。チェコ戦では4回途中まで自責0で8三振を奪う快投を見せたが、メキシコ戦では4回を投げて5安打3失点で、ベンチ裏で悔し涙を流していた。
あくまでも現段階では予備登録。果たして佐々木はどんなファイナルアンサーを用意しているのだろうか。

