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WBA王者の高見(左)が詰め寄ってきたWBO王者のサンディアゴを手で制した(写真・山口裕朗)
WBA王者の高見(左)が詰め寄ってきたWBO王者のサンディアゴを手で制した(写真・山口裕朗)

帝拳“秘密兵器”WBA王者の高見亨介はRIZINファイター平本蓮の助言で「チョコアイス」を食べて“地獄の減量”をクリア…WBO王者との統一戦で“逃げるボクサーの壁”を打ち破れるか

 ジムメイトである岩田翔吉からベルトを奪った試合のパターンで徹底したアウトボクシングを仕掛けてくる。今回は、統一戦ではあるが、挑戦ではないため、無理をする必要もない。しかも、サンティアゴが高見とのキャリアの差を生かすには、高見が慣れない逃げるボクシングの世界に引き込むしかないからだ。
 本田明彦会長も厳しい展開を覚悟している。
「この試合は簡単じゃない。下がる相手をどう攻略するか。日本人は、そういう相手との試合の経験が少ないから、対応に苦労している。(中野)幹士の敗戦もその典型的な例だ。WBO世界ウエルター級王者だったノーマン・ジュニアだってそうだろう。(デビン)ヘイニーに下がられ、守備的なボクシングでポイントを重ねられたら何もできなかった。高見が、今回、その壁をどう乗り越えるか」
 岩田が、サンティアゴのステップに翻弄されてタイトルを失い、11月24日にはIBF世界フェザー級挑戦者決定戦で中野幹士が、ライース・アリーム(米国)の“逃げるボクシング”に対応できなかった。
 いわゆる「ラスベガス判定」と呼ばれる採点基準があり、前に出る攻勢点よりも、下がっても的確なクリーンヒットを当てるスタイルを支持する傾向がある。
 高見は、もちろん逃げるサンティアゴをどうつかまえるかを想定している。スパーリングでもその対策も練ってきた。
「対応をする練習をしてきた。どれくらいすばしっこいか、明日戦って確かめてみたい」
 余裕だ。
 プランB、プランCは用意してありそれを実行する自信もある。
 これがプロ11戦目の高見が初防衛戦で統一に成功すれば国内初。
「しっかりモノにしたい。さらに気合が入る試合。いい内容でしっかり倒す」
 帝拳の“秘密兵器”の高見なら“逃げるボクサーの壁”を打ち破りそうだ。高見は4ラウンド以内のKO勝利を予告している。

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