箱根駅伝“黄金期”の青学大を倒すチームは現れるのか?
中大は今年も4区まで素晴らしいレースを展開した。1区の藤田大智(3年)が区間2位(区間新)、2区の溜池一太(4年)が区間6位。3区の本間颯(3年)が2年連続の区間賞でトップに立ち、4区の岡田開成(2年)も区間2位と好走した。しかし、5区の柴田大地(3年)で3位に転落。復路は2年連続で区間賞を獲得している主将・吉居駿恭(4年)を9区に投入したが、青学大の背中に迫ることはできなかった。
中大も直前にトラブルがあり、区間配置に悩まされていた。
前回1区区間賞の吉居が10日くらい前に脚を痛めたこともあり、藤田を1区にまわして、9区予定だった七枝直(2年)が7区。吉居は「できるだけ負担の少ないところで」(藤原正和駅伝監督)と9区に入った。10区に登録されていた10000m27分台の濵口大和(1年)もアクシデントがあり、アンカーは吉中祐太(4年)に託された。その結果、吉居は区間8位と振るわず、10区の吉中は区間15位と苦戦して、5位でのフィニッシュとなった。
区間配置については、「50点」と厳しい評価を下した藤原監督。実はまったく〝別のオーダー〟も考えていた。
「12月頭ぐらいに青学大の黒田君が5区を68分ぐらいで走るのではという話が漏れ伝わってきました。でも、そこからガチャっといじるよりも正攻法の方がいいと思ったんです。5区の柴田は71分が設定タイムでしたけど、1分16秒遅れました。今回は山がすべてだったと思います。黒田君が奪ったアドバンテージを見ると、溜池を5区に起用する
ことを考えるべきでした。岡田を2区、吉居を4区ということも夏の時点ではちょっと考えたこともあったんですけど、(溜池に)山の覚悟を持たせられなかったのが一番の敗因かなと思います」
溜池は夏合宿の上り10㎞タイムトライアルで圧倒的な強さを見せていた選手。「5区溜池」というカードを作り出すことができていたら、山でも青学大と競り合っていたのかもしれない。
ただ青学大も今回は決して完璧なオーダーではなかった。1区を予定していた荒巻朋熈(4年)が直前に胃腸炎でダウン。そのため4区予定だった小河原陽琉(2年)が1区に入り、当日変更で外れる予定だった平松享祐(3年)が4区をそのまま走ることになったのだ。

