「投げないよ。2度手術している大谷に1000億円を出している球団が規制をかけるのは当たり前」大谷翔平とロバーツ監督の“発言相違”が波紋を広げたWBC登板問題に球界大御所が一発回答!
ドジャースの大谷翔平(31)が、3月5日開幕のWBCでの登板有無の問題が波紋を広げている。1月31日(日本時間2月1日)にドジャースタジアムで開催されたファンイベント「ドジャーフェスタ」後に行われた囲み取材で大谷は、WBCでの登板の可能性に含みを持たせたが、その後にデーブ・ロバーツ監督(53)が「WBCでは投げない」と明言し、しかも「完全に彼の判断だ」と大谷自身の決断であることを明かしたのだ。真相は、まだわからないが、巨人OBで元ヤクルト、西武で監督、ロッテではGMを務めるなどメジャー事情にも詳しい広岡達朗氏(93)は「投げないよ。2度手術している大谷に規制をかけるのは当たり前」と、この問題に結論を下した。
「WBCで投げない。それは完全な彼自身の判断だ」ロバーツ監督
ドジャースタジアムで開催されたファン感謝イベント「ドジャーフェスタ」で、昨季4度目のMVPを獲得したスーパースターの大谷が取材対応するとあって現場は大混乱。ESPNの記者によるとドジャースの広報担当が「深呼吸をしましょう」と呼びかけたほどだったという。
「ドジャースネイション」など複数の映像メディアが伝えたインタビューによると、日米のメディアから質問が重なったのは、大谷が3月のWBCで二刀流を行うかどうか。
「WBCは投げるかはちょっとまだ分からない。全員がそうだと思いますけど、最後の最後まで調整次第で、体の状態を見てからになるんじゃないかと思う。ただ出ることは決まっているのでDHとしてまずは準備したい」
大谷は登板の可能性に含みを持たせた。
バッテリーキャンプは2月13日にスタートするが、大谷はすでに自主トレの段階で、3、4回ブルペンに入り「球速はまだマックスに上げていないが、ある程度の球種を投げながら30球くらい」の投球練習を行っているという。
「WBCがあるので少し調整が早くなる」とも説明したが、現段階での仕上がりのペースは、「手術のないレギュラーシーズンに向かうペースとしては通常」で前倒しでペースアップしていないことも明かした。
侍ジャパンの井端弘和監督は、先日の追加メンバー発表の会見で、大谷の二刀流について「まだスプリングトレーニングもやっていませんので、まずは投げられるか?というところだと思います」と、明言は避け、大谷の状態と判断に委ねる意向を示唆している。
ただその判断について大谷はこう返した。
「状態もそうですし、そもそもシーズンに対して、去年復帰したばかりの状態で、今年1年間投げるにあたって、その(WBCの)時期に(登板の)数は分からないにしても、投げるのがどうなのかというところも含めて、状態うんぬんじゃないところも含めての話になってくる。そこはまた球団とコミュニケーションを取る。まずはスムーズに出場できるという状態は僕にとってもプラス。そこはいいことじゃないかな」
これは微妙な発言だった。キャンプでの肩の状態うんぬんではなく、レギュラーシーズンを見据えて、WBCで投げるか、投げないかの判断を球団との協議で決定したいと言ったのだ。
そしてその1時間後にロバーツ監督が、すでに結論が出ていることを明かした。
「ショウヘイはWBCでは投げない。ただし今シーズンに向けての登板準備は進めていく、きます。去年の投球イニング数を踏まえて、オフシーズンを経て、昨年よりも多く投げられる状態を目指す」
ロバーツ監督は、その決断は大谷自身が下したとの衝撃情報をも明かした。
「(その決断を聞いた時に)驚かなかった。正直、安心したというよりも、当然の判断だと感じた。昨年彼がやったこと、そこに至るまでの過程、そして2026年に向けて、二刀流をやるための準備を考えれば、最善の選択だと思う。それは完全に彼自身の判断だしすごく良い決断だ」
さらに「もし大谷がWBCで投げたいと言ってくれば許可したか?」と問われると「もちろん」と返した。
ロバーツ監督が「WBCで投げない」という大谷の決断を歓迎したのは今季の起用法に影響を及ぼす懸念があったからだ。
「特別扱いするつもりはない。登板間隔は通常の5日、6日ローテーションとは違い、余裕を持たせるが、それ以外は2イニング、3イニングで止めるような制限は考えていない。基本的には、普通の先発投手、として起用する」

