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スノーボードの男子ビッグエアで予選1位突破した荻原大翔(写真:松尾/アフロスポーツ)
スノーボードの男子ビッグエアで予選1位突破した荻原大翔(写真:松尾/アフロスポーツ)

「まもなくオギワラがレジェンドに加わる」スノボ男子ビッグエア大技連発で予選1位突破の荻原大翔の金メダル獲得を米ESPNが太鼓判…日本人が表彰台独占の可能性も

 

 1回目で完璧に決めた「スイッチバック1980」は、実はW杯などでなかなか成功させていなかった。だからこそ「やりたいと決めていた」と位置づけ、高得点とともに自信をつけた予選後にはこう語っている。
「決勝でも5回転半を決められるかどうかがポイントになると思う」
 さらに予選では温存した形になった、荻原にしかできない6回転半の超大技、バックサイド2340メロンに対してもこう言及している。
「できればやりたいんですけど、ここはスタート台が小さいので。(決勝で)どうするかはコーチと相談して決めたいと思います」
 いずれも初出場の4人が臨んだ予選では、2023-24シーズンのW杯種目別王者の木村が3位に、昨シーズンのW杯年間王者の長谷川帝勝(たいが、20、TOKIOインカラミ)が5位に、さらに木俣椋真(23、ヤマゼン)がそれぞれ10位に入り、12人で争われる7日(日本時間8日)の決勝へ全員が進んだ。
「僕は僕のやるべきことを淡々とこなして金のメダルを獲得したい」
 木村が静かな口調で頂点を目指すと明言すれば、2本目で失敗しながら3本目で高得点をマークした長谷川は自然体を貫くと誓った。
「今回の予選はすごく冷静で、あまり緊張もしてなくて、なるようになるさ、なみたいな感じでした。自分のやってきたことを信じていきたいと思います」
 さらに23歳にしてビッグエアチーム最年長の木俣は、4年前の北京冬季五輪出場を逃した悔しさもぶつけたいと決勝を心待ちにしている。
「自分を応援している方々は、8年くらい待っていると思うんです。初めての舞台ですけど、メダルを応援してくれてる人に見せたいですね」
 2018年の平昌冬季五輪から正式種目に採用されたスノーボードのビッグエアビッグエアで、日本勢はまだメダルを獲得していない。この種目で日本人第1号メダリスト、という肩書きも、とりわけ“初”が好きな荻原のモチベーションをかきたてる。
 決勝では予選の得点は持ち越されない。全員が再び横一線から白熱の戦いを演じていく中で、必要と判断すれば荻原が6回転半の封印を解く展開も訪れるだろう。
 スノーボード人気が高い米国のスポーツ専門局「ESPN」は、荻原が憧れるハーフパイプの北京五輪金メダルのレジェンドで、今大会で4大会連続のメダル獲得を目指す平野歩夢(27、TOKIOインカラミ)の名前をあげながら、荻原が1位通過した予選をこう報じた。
「日本のビッグエア勢はハーフパイプを超えていくかもしれない。ヒラノを『スノーボード界のレジェンド』と呼んでいるオギワラが、間もなくレジェンドに加わるだろう」
 世界のトップで戦ってきた4人が頂上決戦で全力を出し合えば、表彰台を独占した日本勢が「日の丸飛行隊」として喝采を浴びた、1972年の札幌冬季五輪のスキージャンプ70m級(現・ノーマルヒル)の再現も現実味を帯びてくる。

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