アイスダンス不正採点疑惑の仏ジャッジは「過去にも物議を醸す採点があった」“問題”人物だった…ISUが完全否定声明も米国ペアは「世間が混乱する状況は良くない」と異議申し立てを検討
チョックはCBSニュースの取材では、その審判員が適正であったかどうかを審査することを求めた。
「視聴者にとってもより分かりやすくなるはずだ。もっと透明性のあるジャッジングが行われ、実際に何が起きているのかを理解できるようになることはとても有益。スケーターにとっても審判が適切に審査され、見直されることは重要で。審判もまた自分たちのベストを尽くしているかどうかを確認する必要がある。私たち選手は、すべてを懸けて演技に臨んでいる。だからこそ、審判も全力を尽くし、公平で平等な競技環境を提供してくれるべきだ」
また他媒体には「結果に対して世間が混乱するような状況は、私たちのスポーツにとって良くない。氷上で何が起きているのか理解しづらいとファンをつなぎ止めるのは難しくなる」との危機感も口にしている。
ただISUは計算ミスやレベル判定のミスなどテクニカルな誤りへの異議は認めているが「演技構成点が低すぎる」など主観的な採点に対しての異議申し立ては認めていない。ESPNなども「統括団体が採点の不一致を調査する意思を示さない限り、米国チームが異議を申し立てても結果を覆す手段はほとんどない」との見解を示した。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ訴える手段はあるが、CASが受理する案件は「明確なルール違反」「不正行為」「手続き上の重大な違反」に限られ、米国チームが今回の不正採点疑惑をスポーツ界の司法の場へ持ち込むかどうか。
米国ペアは夫婦で、一方のベイツもUSA トゥデイ紙に対し、「不正採点疑惑」の声をあげてくれていることに感謝の意を示した上で、次のように語った。
「自分たちが出せる最高の演技はできたと感じている。あれが私たちのオリンピックの瞬間だった。自分たちにとっては“勝利の滑り”のように感じられた。その気持ちを大切にしていきたい」
仏ペアに負けていないと強調した。
果たして「採点スキャンダル」はどう決着するのだろうか。

