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高梨沙羅は盟友でもある伊藤有希の健闘を讃えた(写真・AP/アフロ)
高梨沙羅は盟友でもある伊藤有希の健闘を讃えた(写真・AP/アフロ)

ラージヒル16位の高梨沙羅が「まだまだ頑張りたい」と現役続行示唆も33歳となる4年後に待ち構えるイバラの道…専門家は「個性豊かな20歳前後の国内若手との五輪代表争いが勝負」

 ミラノ・コルティナ五輪のジャンプ女子個人ラージヒルが15日(日本時間16日)、プレダッツォ・ジャンプ競技場で行われ、4大会連続出場の高梨沙羅(29、クラレ)は16位に終わった。混合団体で銅メダルを獲得し、北京五輪の悔しさを晴らしただけに引退か、現役続行か進退に注目が集まっていたが「まだまだ頑張りたい」と現役続行を示唆した。

 「飛ぶことで誰かに何かを与えられる存在になりたい」

 涙があふれでた。
「スキージャンプ競技は2本揃える競技なので、1本目、のあの得点が響いていし、あったくやしい気持ちありますが、次にむけて試合がつづくんで反省をいかしてつなげていければ」
 高梨の今大会ラストジャンプは初めて五輪採用されたラージヒル。
 高梨の言葉通り、嫌な追い風が吹く、厳しい条件の中で1回目は114mと失速し17位と出遅れた。2回目は127.5mと飛距離は伸ばしたが深いテレマークを入れることができず最終的に16位で終わった。
 今大会はノーマルヒルでは13位、混合団体では、スーツ規定違反に泣いた2022年北京五輪の借りを返して銅メダルを獲得した。。
「たくさんの方に支えていただいて、メダルを取ることもできて…いや取らせていただいたメダルは私だけのものではなく日本チームのものですし、私も、もっと力になれるようなパフォーマンスができるように精進していきたい」
 そしてこう続けた。
「北京を終えた後、またこの舞台に立てるなんて想像もできていなかった。ミラノ・コルティナ五輪を目指せることになって、そこで代表にも選ばれて、自分の力というより、支えていただいて、この場に立たせていただいている感が強くて…。その中で支えていただいたものに返せるパフォーマンスができなかったのが凄く悔しいところでもある。この悔しさをバネにまた次へつなげていけたらなと思います」
 コメントの端々に「次」という言葉が出てきた。
 北京五輪後に一度は引退も考えたが、現役続行を決意した。
 だが、今回、その悔しさを晴らした。4年後のフランス・アルプス五輪へ向けてのモチベーションが持ちにくく、体力面での衰えを指摘される声もある中で「五輪を最後に引退するのでは?」との見方もあった。
 引退か、現役続行か。その去就が注目される中で、高梨は、こうハッキリと現役続行の意思を明言した。
「どこまでいっても支えていただいてばかりでまだ返せていないので。
まだまだ頑張り続けたいと思います。自分のできる限りのことを尽くして、飛ぶことで誰かに何かを与えられる存在になれるように頑張っていきたいです」
 だが、5度目の五輪への道は簡単ではない。

 

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