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米国生まれで中国代表として2大会連続で五輪に出場してメダルを量産したアイリーン・グーへ米共和党議員が「100%課税」を提案(写真・AP/アフロ)
米国生まれで中国代表として2大会連続で五輪に出場してメダルを量産したアイリーン・グーへ米共和党議員が「100%課税」を提案(写真・AP/アフロ)

「裏切り者が稼いだドルは剥奪せよ」トランプの共和党議員が米で反発強まる中国代表の金メダリスト谷愛凌へ「100%課税」の過激な”爆弾法案”を計画!

 ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキーで女子ハープパイプの金を含む3個のメダルを獲得した米国生まれの中国代表アイリーン・グー(谷愛凌、22)へ米国内で批判の声が高まっているがトランプ政権を支える共和党の下院議員のアンディ・オグルズ氏(54)が過激な法案を議会に提出する考えを固めていることが明らかになった。米政治サイト「アウトキック」が報じたもの。中国など「懸念対象外国」を代表して五輪などの国際大会に出場した選手が得た報酬やスポンサー料に「100%」の課税を科して事実上没収しようとする過激な法案だ。もし可決されれば米中の外交問題にまで発展しそうだが…。

 グーの報酬とスポンサー料に100%課税…法律的に問題はない?

 米国内でのグーへのバッシングが過激になってきた。
 グーはフリースタイルスキーのスロープスタイル、ビッグエアで銀メダル、最後のハーフパイプでは金メダルを獲得した。北京五輪の3個のメダルに続く快挙だが、米国生まれでありながら母親が中国人のため、中国代表として出場し、しかも、米「ウォール・ストリートジャーナル」にもう一人のフィギュアスケートの選手と合わせて中国政府から3年間で総額約1400万ドル(約21億9000万円)を受け取っていたことをスッパ抜かれ「金で国籍を中国へ売った」との批判が強まっていた。
 その中でトランプ政権を支える共和党の下院議員であるオグルズ氏が、グーが得た報酬やスポンサー料に100%の課税をかける”爆弾法案”を議会に提案するプランをぶちあげた。
 米政治サイト「アウトキック」によると、この法案の正式名称は「スポーツマンシップに関して個人が得る年間収入を公式に制限する法」という「長く奇妙な名前」で、同議員は頭文字を取って「オリンピックス法」と呼んでいる。
「懸念対象外国」を代表して、五輪やワールドカップ、テニスの4大大会など主要な国際大会に出場する米国市民および合法的永住者(グリーンカード取得者)が得た特定の所得に対し100%の連邦税を課すものだ。
 その「懸念対象外国」には、中国、ロシア、北朝鮮、イランが含まれており、課税対象は、賞金とスポンサー料。つまりグーが中国代表として競技することで得た、あらゆる稼ぎを根こそぎ税として没収しようというのだ。
 グーはIMGモデルズ所属のプロモデルとしても活動。ルイ・ヴィトン、フェンディ、ティファニーなどの広告塔として2025年に2300万ドル(約36億円)を稼いだと報じられている。
 グーは中国へ帰化したかどうかを明らかにしていない。中国は二重国籍を認めていないが、特例として認められている可能性があるという。 
 ただグーはカリフォルニア在住で、スタンフォード大に通い、米国の市民権を得ていると見られている。
 オグルズ議員は、同サイトの取材に対してこう理由をぶちまけた。
「外国の敵対勢力と協力するいかなるアメリカ人も、わが国を裏切っただけでなく、その行為から得られるすべての利益を剥奪されるべきだ。だからこそ、アイリーン・グーのようなアスリートが得た1ドル残らずをIRS(米内国歳入庁)が回収するようにするのだ」
 オグルズ議員は、以前もXに「アイリーン・グーは米国生まれのスキーヤーでありながら、我が国を破壊しようとする共産主義中国のために働いている。米国を裏切り、敵対勢力を支持する者には結果が伴わなければならない」と投稿していた。

 

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