5.2東京ドームのスーパーマッチが発表された(写真・山口裕朗)
「中谷なら井上を倒せるって『ちょっと待てよ』」で始まった運命の糸…5.2東京ドーム記者会見を読み解く「僕には判定では勝てません」「5月2日にわかります」…中谷“参謀”発言修正の謎も
会見で気になる言葉があった。
筆者がモンスターの弱点を見つけたか?と質問すると「活路を見出していくためのパンチをチームと共有している」と返したのだ。
さらに「それを体現する体作りが大事。リングの上でどう出てくるか。どうアクションをしてくるかが5月2日にならないとわからない。そこに対応できる体作りをしていく」とも言った。
その「活路を見出すパンチ」とは何なのか。
ルディのコメントも意味深だった。
「潤人は高さとリーチ。尚弥はスピードとパワー。そのコンビネーションで成り立っている試合。どちらが先に当てるかが試合を左右するかも。最高の試合、最高のボクシングになることは間違いない」
明らかに井上を上回っているリーチ、背丈。そしてサウスポーの利点。そこに中谷の勝機はある。
東京ドームへと続いている運命の糸は、どちらから先に切れるのか、あるいは、また複雑に絡まるのか。
井上は勝って得るものより負けて失うものの方が多い。
「守る気は一切ない。中谷潤人を倒すために全力でぶつかる」
井上は「ワクワクしている。プロデビューしてから、2か月前に、この状態になるのは初めて」とも打ち明けた。
中谷は負けても失うものはない。
「最強という名称をいただきたい」
そして2人のボクシング人生を比較して戦う意義を熱く語った。
「リング上はすべてが出るところ。お互いが背負ってきたストーリー、たどってきたストーリーがぶつかりあい、そこで生まれる感動だったりが、見ている人に活力を与えられると思う。そこでよりボクシングに注目を集めて素晴らしいボクシング界になっていく。僕自身はベストの自分を作ることにフォーカスしたい」
2人の男の運命の糸の先にある「THEDAY」。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)

