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秋元が元ベラトール王者を破る大金星(RIZIN FF)
秋元が元ベラトール王者を破る大金星(RIZIN FF)

「年内タイトル戦も視野に入った」なぜ秋元強真はRIZINで元ベラトール王者に衝撃TKO勝利の金星を挙げることができたのか?

 総合格闘技イベント「RIZIN.52」が7日に有明アリーナで行われ、メインイベントで秋元強真(きょうま、JAPAN TOP TEAM)が元ベラトールバンタム級王者パッチー・ミックス(32、米国)を2回37秒TKOで撃破する衝撃的な勝利をあげた。開始直後から百戦錬磨の難敵を打撃で圧倒し、十代最後の日を締めくくった秋元は「この先の10年、俺がRIZINを背負っていく」と宣言。最高の輝きを放ったホープに、榊原信行CEO(62)はフェザー級の絶対王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25、キルギス)とのタイトルマッチへ「年内にも視界に入ったんじゃないか」と声を弾ませた。

 

秋元が元ベラトール王者をサッカーボールキックで蹴りまくった(RIZIN FF)

 

 衝撃的なTKOの余韻が残るリングで勝者が雄叫びをあげた。
「この先の10年、俺がRIZINを背負っていくので、俺に期待してください!」
 傷ひとつない顔が圧勝を物語る。秋元も「殴った指が痛いくらいですね」と笑う。米国の総合格闘技団体ベラトールのバンタム級を制した、百戦錬磨の難敵ミックスを1回から打撃で圧倒。終了間際に強烈な左パンチでダウンを奪うと、鉄槌やサッカーボールキックで追撃したところでゴングに逃げられた。顔面から流血したミックスは秋元の膝にしがみつき、時間を稼ぐしか打つ手がなかった。
 この時点でもう勝負はついていた。2回が始まるやいなや、秋元が再び左ストレートでダウンを奪う。さらにサッカーボールキックで畳み掛けようとしたところでレフェリーが試合を止めた。
 2回37秒でのTKO勝利。プロ35戦目にして初めてフィニッシュ負けを喫したミックスは、秋元を「素晴らしい選手だ」とリング上で称賛すると、試合後のインタビュールームには姿を現さずに会場を去ってしまった。
 一夜明けた8日が20回目の誕生日となる秋元は、試合後の会見で「めちゃうれしかったです。最高でしたね」と声を弾ませながら圧勝劇を振り返った。
「寝技が強いとわかっていたので、寝技の展開にさせたくなかった。フィニッシュされた経験がない相手なので、めちゃくちゃ打たれ強かった。ただ、リング上でも言いましたけど、本当に(この先の10年を)背負っていきたいので、これからどんなに強い外国人選手が来ても俺が壁になって倒せるように頑張ります」
 2025年で無傷の4連勝を飾った実績と勢いを見込まれ、2026年初戦のメインイベントに大抜擢された。ミックスとの対戦が決まってからは「強い相手ですけど、俺が勝ってもアップセットとは思っていない」と強気な言葉を発し、前日計量後にも「ボコボコにして最高の誕生日を迎えます」と宣言した。
 すべては自分を奮い立たせるためのビッグマウスだった。
「試合は常に恐怖心との戦いだし、正直、今回は日本人選手が一度も勝てていない相手でもあるし、ましてやベラトールの王者なので。自分もいろいろと言ってきたけど、強い相手にああいう勝ち方ができて本当に良かったです」
 会見で本音を明かした秋元は、寝技を得意とするミックスとの戦いへ向けて青木真也に頼み込んで弟子入り。徹底した寝技対策を積んできた。
「一定の距離を保ちながら、それ以上、近づいてきたら下がるという戦いを徹底できたことで相手に組ませなかった。何より青木さんとできたことで、寝技になっても、という自信もついたので思いきり打撃でいけました」

 

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