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侍ジャパンは「最大の試練」であるベネズエラ戦を突破できるのか(写真:CTK Photo/アフロ)
侍ジャパンは「最大の試練」であるベネズエラ戦を突破できるのか(写真:CTK Photo/アフロ)

本日午前10時に何かが…「メジャーの4人頼みではベネズエラに勝つのは難しい」大一番を前に球界大御所が激辛予想…「相手も未調整だが国の威信をかけて本気でくる」

 広岡氏は「球数80球の制限の中で山本がどこまで投げられるかがカギ。隅田(知一郎)、種市(篤暉)あたりが存在感を示しているが、大勢は、本来の球威に程遠いし、伊藤(大海)にしてもまだベストの状態にはない。菊池(雄星)もコントールまでを調整できていなかった。ただベネズエラも、まだ未調整の選手が多いので、そこでうまく打線を線ではなく点にすることができるかどうか」と見ている。
 ペレスは、打率.214でまだ不発。しかも四球をひとつしか拾えていない。コントラレス兄弟の弟のウィリアムスは、ここまで11打数ノーヒット。またセンターを守る9番打者のブリュワーズのジャクソン・チョウリオも打率.167で、自慢の上位に打線がつながっていない。
 だが、広岡氏は「点の取り合いになると勝てない」とも見ている。
「打線で頼りになるのは、大谷、鈴木、吉田の3人だけだ。彼らを除いてはレベルがガタンと下がる。おそらくメジャークラスの投手が出てきたら、そのスピードや変化についていけない。村上、岡本もまだ未調整。近藤に至っては、いくら技術があっても1次ラウンドのレベルの投手のボールにタイミングが合っていないんだから、まず打てない。では代役がいるのかと言えば誰もいない。佐藤も高めのゾーンで攻められればついていけないだろう。強いていえば森下だがムラがある。できれば周東の守備と走力をうまく絡めたいがそういう展開になるかどうか」
 今季からホワイトソックスでプレーする村上宗隆は、大谷からアドバイスを受けて、チェコ戦で、今大会1号となる満塁本塁打を放ったが、相手投手のレベルを考えるとまだ復活とは言えない。近藤健介はまだノーヒット。井端弘和監督はチェコ戦では休養させて打席には立たせなかった。代役は佐藤輝明か、森下翔太だが、近藤を押しのけるほどの好調ぶりをアピールできてはいない。
 ベネズエラの先発は、昨季フィリーズで12勝をマークした左腕のスアレス。“大谷キラー”として知られ、昨季のナ・リーグ地区シリーズの第3戦では、一塁ゴロ、三振、レフトフライと封じ込まれた。今オフには
5年1億3000万ドル(約207億円)の大型契約をレッドソックスと結んだ。
 ストレートは、150キロ前半程度でパワーピッチャーではないが、大谷には徹底してインサイドをシンカーで攻めて外にチェンジアップを落とすという揺さぶりで苦しめた。1次ラウンドではオランダ戦に先発して2イニング投げたが、監督を務めた米殿堂入りのアンドリュー・ジョーンズの息子であるドリュー・ジョーンズにそのシンカーを捉えられてタイムリーを浴びている。スアレスも本調子とは言えず、メジャー組以外の打者が対応に苦労するパワーピッチャーではないため、隙がないわけではない。
 運命の準々決勝のプレーボールは日本時間今日15日の午前10時だ。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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