「なぜ代表がサーキットにいない!」F1中国GP予選Q1敗退のアストンマーティンに異常事態発生…ホンダ批判のニューウェイ氏不在でストロールは取材対応で「ノー」を連発
中国GPが行われている上海インターナショナル・サーキットのパドックに、アストンマーティンのニューウェイ代表の姿は確認できない。英国のF1専門メディア『F1 OVERSTEER』は「別の国からリモートで業務を行っている」と内情を明かしながら、ニューウェイ代表の行動を批判した。。
「ニューウェイは当初から上海への渡航を予定していなかった。しかし、F1チームの代表はレースの現場にいる、という原則論を踏まえて考えると、代表という役職に対する彼の特殊なアプローチがあらためて浮き彫りになったと言っていい。ニューウェイの長年の盟友でもあるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルの代表を務めた約20年もの間、レースを欠席したことは一度もなかった」
昨年7月にレッドブル代表を電撃解任されたホーナー氏の名前が、突如として記事中に出てきたのには深い意味がある。現在はガーデニング休暇中のホーナー氏が、アストンマーティンの新代表に就く可能性があるとここにきて複数のメディアが報じている。
67歳のニューウェイ氏は敏腕エンジニアとして、同じ英国人のホーナー氏と名コンビを組んで20年近く活躍。昨年3月にマネージングテクニカルパートナーとしてアストンマーティン入りし、今年から代表を兼任している。
しかし、長く技術畑を歩んできたニューウェイ氏の代表職には、当初から懐疑的な視線が向けられてきた。マシンの振動を巡る今回の問題でも、F1へ約5年ぶりに復帰したホンダを公然と批判。すべての責任をホンダへ転嫁させるような言動は逆にアストンマーティンへの批判も招いている。前出の『F1 OVERSTEER』もこう続ける。
「アストンマーティンは強力なリーダーシップを切実に必要としているが、ニューウェイがそれを提供できるかどうかは未知数だ。彼がF1史上で最高のエンジニアの一人なのは言うまでもないが、だからと言って優れたチーム代表になれるわけではない。ホーナーとの関係が報じられているアストンマーティンには、さらなる組織再編が必要になる可能性もある。現体制は誰にとっても適していないように映るし、肝心のニューウェイ自身が代表という地位に伴う責任を受け入れる気になっていないようだ」
ニューウェイ氏はレッドブル時代から、メディアへの対応を嫌ってきた。そうした状況もあって、グランプリレースにチーム代表が帯同しない異例の事態が生じていると指摘した同メディアは、今後も同氏のレース欠席はありうるとしている。
日本時間の今日15日午後4時から中国GP決勝が行われ、27日からは鈴鹿サーキットを舞台とした第3戦の日本GPが開催される。ホンダとともにマシンの問題を解決する作業を急ぐアストンマーティンはサーキットの外側で、4月中にガーデニング休暇が明けるとされるホーナー氏との関係も注目されていくことになる。

