「こんな判断があっていいのか?」ドジャースのキム・ヘソンがOP戦打率.407で開幕マイナー落ち決定に韓国メディアが激怒…「トレードを志願してチームを去れ!」の過激提案も
ドジャースは22日(日本時間23日)、WBCに韓国代表として出場していたキム・ヘソン内野手(27)の3Aオクラホマシティへの降格を発表した。キムは26人の登録枠の最後の一人をアレックス・フリーランド内野手(24)と争っていた。球団はフリーランドを選択し、キムは2年連続で開幕はマイナースタートとなった。キムはオープン戦で打率.407と好成績を残しており、一方のフリーランドは打率.116だったため、この決定に韓国メディアは「こんな判断があっていいのか?」と激怒。「トレードを志願してチームを去れ」と過激な意見まで出る状況となった。
ド軍はOP戦で打率1割台の24歳のフリーランドを抜擢
キム・ヘソンがまさかの開幕マイナー落ちとなった。正二塁手のトミー・エドマンが足首の手術で開幕に間に合わず、対右打者用のスタメン候補としてキム・ヘソンはフリーランドと最後の1枠を争っていた。
キム・ヘソンはWBCでは怪我などもあり、打率.083、1本塁打、3打点に終わっていたが、日本戦での同点2ランで存在感をアピール。ドジャースのオープン戦では9試合にしか出場しなかったが、打率.407、1本塁打、6打点、1四球、8三振、5盗塁の好成績をマークした。
一方のフリーランドは、18試合で、打率.116、1本塁打、7打点、11四球、11三振と低調。
米サイト「ジ・アスレチック」は、「キムのスピードと守備力(さらに中堅も守れる柔軟性)は評価されており、たとえオープン戦の打撃内容が良くなくても、この争いでは有利と見られていた」という状況だったが、ドジャースは同サイトが「意外」と評した決断を下した。
同サイトは、その理由を「キムは打撃改造中でオープン戦ではコンタクト率も昨年の71.3%から77.9%と改善していたが、さらなる修正が必要と判断された。メジャーでミゲル・ロハスやサンティアゴ・エスピナルとの併用で主に二塁での出場を担うのではなくマイナーで毎日出場する方が成長につながると判断された」と分析した。
また米サイト「ラウンドテーブルスポーツ」は、3月18日にレッズからドジャースに移籍した右打者のサンティアゴ・エスピナルが好調でいち早くロースターを射止めたことと「フリーランドはスイッチヒッターとしての柔軟性や、球団が求める方向性を理解していることが評価されたと見られる」と分析した。
地元紙「オレンジカウンティレジスター」によると、デーブ・ロバーツ監督は、この決定の前に「アレックスと(キム)ヘソンのどちらを選んでも納得できる論理はある。だから明確に白黒をつけられる問題ではない。我々はまだヘソンを十分に見ていない。アレックスは、打席内容が非常に良かったと思う。数字や表面的な成績は良くないが、今はあくまでスプリングトレーニングに過ぎない。より深い議論がなされるだろう」と、決断に悩んでいることを説明していたという。
だが、この決定に納得がいかなかったのが韓国メディアだ。
「MKスポーツ」は「こんな判断があっていいのか?オープン戦打率.407のキム・ヘソン、衝撃の3A降格」との見出しを取った記事で、ドジャースの決定に怒りをぶつけた。
「キム・ヘソンは、さまざまな面で昨年のスプリングキャンプより良い姿を見せていたにもかかわらず選ばれなかった。フリーランドはキム・ヘソンに比べ四球は多かったが、その一方で打数の4分の1が三振だった。オープン戦では途中出場が多く、対戦した投手のレベルも相対的にキム・ヘソンより低かった」
昨年1月に3年総額1250万ドル(約19億9000万円)でドジャースと契約を結んだキム・ヘソンは開幕はマイナースタートとなったが、5月にメジャー昇格すると、71試合に出場して打率.280、3本塁打、17打点、出塁率.314、13盗塁の結果を残し、ワールドシリーズでもベンチ入りした。

