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フェルスタッペンが日本GPの会見で激怒した(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
フェルスタッペンが日本GPの会見で激怒した(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「出て行け!」なぜフェルスタッペンは日本GP会見で英紙の記者に激怒したのか…アブダビGPでの質問?馬鹿にした笑み?…退出記者は「失望した。からかったわけではない」と反論

 F1の今季第3戦の日本GPが今日27日、三重県の鈴鹿サーキットで開幕する。26日には恒例のメディアデーが開催されたが、公式会見に臨んだレッドブルのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)が英国紙『The Guardian』のジャイルズ・リチャーズ記者へ「ちょっと待ってくれ。あいつが去るまでは話さない」と退室を求めた。昨季最終戦のアブダビGP決勝後の質問が理由だと認めた元王者に対して、退室したリチャーズ氏も「深く失望した」とする反論記事を掲載する異例の事態に発展している。

 

フェルスタッペンに退出を要求されたリチャーズ記者(ガーディアン紙より)

  フェルスタッペンの表情と口調がひょう変した。
 GPレース開幕前日に設けられる恒例のメディアデー。レッドブルも会場の鈴鹿サーキット内に設けたホスピタリティ・ユニットで公式会見を行い、4度の世界チャンピオンに輝いたフェルスタッペンがまず入室した。
 しかし、会場内に英国の日刊紙『The Guardian』のリチャーズ記者を見つけたフェルスタッペンは、指をさしながら「ちょっと待ってくれ。あいつが去るまでは話さない」と最初の質問に対する答えを自ら遮った。以降の十数秒間にわたる2人のやり取りを、英国の公共放送局『BBC』が詳細に伝えている。
記者が「(私が出ていくまで話をしないのは)本当か」と念を押す。
フェルスタッペンは「ああ」と気にない返事。
「本当に出て行って欲しいのか」
「ああ」
「アブダビで僕が君に尋ねた質問のせいなのか」
「ああ」
「スペインでのことか」
「ああ。(インタビュールームから)出て行け」
「本当にすごく腹を立てているのか」
「ああ。出て行け。出て行け」
 フェルスタッペンの口調は怒気を帯びた。
 リチャーズ氏の退室を見届けたフェルスタッペンは「さあ、始めよう」と会見を再開させた。リチャーズ氏と交わしたやり取りの中で、フェルスタッペンは「ああ(Yeah)」と「出て行け(Get out)」とごく短い言葉しか発していない。それだけ深い怒りが伝わってくる。
2人の間に何があったのか。アブダビで質問した「スペインでのこと」とは何か?
 答えは昨季の最終第24戦、アブダビGP決勝後の記者会見までさかのぼる。
 フェルスタッペンはポールトゥウィンで8勝目を挙げた。しかし、ドライバーズランキングでは、マクラーレンのランド・ノリス(英国)にわずか2ポイント及ばない2位で、5年連続の世界チャンピオン獲得を逃していた。
 後半戦で驚異的な巻き返しを見せてノリスを追いつめたフェルスタッペンだが、第9戦のスペインGP決勝ではメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)のマシンと接触。10秒のタイムペナルティを科されたフェルスタッペンは5位から10位に順位を落とし、獲得ポイントも「10」から「1」へと大きく減らしていた。
 あくまでも単純計算になるが、スペインGPでのペナルティがなければフェルスタッペンは偉業を達成していた。そうした意味も込めてリチャーズ氏は最終戦のアブダビGPの会見でスペインGPにおけるラッセルとのインシデントを「後悔しているか」と尋ねた。

 

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