ド軍”伝説”カーショー氏がもう解説者失格?!「あまり見たことがない新球」と勘違いさせた山本由伸の”キレ”…敵将も「いいアプローチをしたと思ったが完全に抑え込まれた」と白旗
ドジャースが26日(日本時間27日)、本拠地で今季の開幕戦を迎えてダイヤモンドバックスに8-2で逆転勝ちした。2年連続で開幕投手に指名された山本由伸(27)は6回95球を投げて被弾で失った2点のみに封じ込める6奪三振の好投で日本人で初となる2年連続の開幕勝利の快挙を成し遂げた。昨季限りで引退したクレイトン・カーショー氏(38)がNBCの中継で昨年も投げていたツーシームを「あまり見たことがない新球」と勘違いさせたほどのキレがあり、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督(60)も白旗をあげた。
山本は開幕勝利に「ほっとする気持ちがある」
“レジェンド”のカーショー氏を思わず勘違いさせた。3回だ。一死一、二塁のピンチを迎えた山本は、WBCのドミニカ共和国代表だったダイヤモンドバックスのトップを打つケテル・マルテにカウント2-2からの5球目に内角に94.7マイル(約152.4キロ)のツーシームを投じた。
ファウルになったが、NBCの中継で解説者デビューしたカーショー氏は、この1球をこう評した。
「今のは新しい球だね。内角に食い込ませて詰まらせる狙いだった。動きは良かったけど、もう少し内側から入っていれば完璧だったと思う。去年はあまり見なかった球だから面白い変化だね。ここであのボールを見れたことは興味深い」
このツーチームは、山本がテレビでランディ・ジョンソンのボールの握りを見て真似して始めたというボールがドジャース1年目から投げている球種。特に昨年は配球の中でツーシームの割合を増やして結果につなげた。いわゆる「バックドア」で2回には、今季からダイヤモンドバックスに加わったベテランのカルロス・サンタナを見逃し三振に仕留めている。昨年までチームメートだったカーショー氏はもちろん知っているはずだが「新球」と勘違いするほどのキレがあったのだろう。
解説者デビューでいきなり失格の烙印を押されかねないミスを犯したカーショー氏はアナウンサーに次のボールは?と聞かれて「スプリット」と予測。またまた解説は的を外れて山本が選んだのはカーブ。
マルテは快音を残すも一塁のフレディ・フリーマンがジャンプ一番好捕し、すぐさま二塁へ転送。抜けたと判断して飛び出していた走者が戻れずダブルプレーを成立させた。
カーショー氏は「また良いカーブだったね。打者のタイミングを完全に外していた。体を前につっこませた。フレディ(フリーマン)も身長を生かして素晴らしい守備だったし、これは大きなダブルプレーだ」と、そのシーンを分析した。
山本は4回にヘラルド・ベルドモを2球で追い込みながらも高めのストレートを捉えられ先制2ランを浴びるも、それ以降は、打者9人をパーフェクトに封じた。
チームは5回に8番打者のアンディ・パヘスの3ランで逆転。さらに大谷翔平が四球でつなぐなどして、ウィル・スミスのタイムリー内野安打も出て2点のリードを奪った。山本は1番から始まる6回も続投。マルテ、コービン・キャロルを打ち取り、最後は一発を浴びたぺルドモをスプリットで三振に斬って取り、勝利投手の権利を持ったままブルペン陣にバトンを渡した。7回にはまた大谷が死球で出塁し、スタートを切っていたため、新加入のカイル・タッカーのタイムリー二塁打で一気に生還するなど、4点を加えて、山本が2年連続の開幕勝利を手にすることになった。

