本音?勝っている余裕?「成長の可能性を感じた」ロバーツ監督が2被弾6失点の佐々木朗希を評価「スコアほど悪い内容ではない。5回投げ切ったのが大きい」
ドジャースの佐々木朗希(24)が5日(日本時間6日)、敵地でのナショナルズ戦に今季2度目の先発マウンドに上がったが、5回で90球を投げ2被弾を含む5安打3四球5奪三振6失点と結果を残せなかった。大谷翔平(31)が3回に2号先制ソロで援護したが、その裏に3番のルイス・ガルシア(25)に逆転2ランを許しリードを守れなかった。悪天候で試合開始が2時間以上遅れ、最速は159キロをマークしたものの、打ち取った打球がベースに当たるなど不運な面もあった。なお試合は大谷の決勝犠飛などでドジャースが8-6で逆転勝利した。
ベースに打球が当たる不運なタイムリーも
鉄則を守れなかった。
1-0で迎えた3回二死一塁。佐々木はカウント1-1から3番のガルシアに高めに投じた155キロのストレートを右中間に運ばれた。痛恨の逆転2ラン。失投だった。
その回に昨季まで巨人で投げていたフォスター・グリフィンから大谷がバックスクリーン右へ先制の2号ソロを叩き込み、佐々木を援護していた。得点後のイニングを抑えなければならないのは先発投手の鉄則である。
さらに4回も一死からCJエイブラムスに四球を与え、続くホルビト・ビバスの初球に盗塁を仕掛けられた。一度はアウトの判定が出たが、チチャレンジでセーフと覆った。カウント2-2となったところで、ベテランのミゲル・ロハスがマウンドに来て激しい口調で佐々木に何やら言葉をかけた。ハッパをかけられた佐々木は、そのビバスをスライダーで三振に仕留め、続くキーバート・ルイーズを変化球で一塁ゴロに打ち取ったかに見えた。
だが、打球が不運にも一塁ベースに当たって大きく跳ね、フレディ・フリーマンの頭の上を超えるタイムリーとなった。ホセ・テナにもヒットを許し、一、二塁とピンチが広がったところで、マーク・プライアー投手コーチがマウンドへ。ここでもまたロハスが熱く佐々木に何を語りかけていた。
ロハスの魔法の言葉も2度は通用しなかった。
昨季31本を放っている、打率1割台の大砲、ジェームズ・ウッドに落差のなかったスプリットを左中間スタンドへもっていかれた。1-6と点差の広がる3ラン。佐々木は、5回もマウンドに上がり、この回は三者凡退に抑えて、90球を投げきった。
悪天候で試合開始が2時間10分遅れた。調整は難しかった。その状況の中で、不安なはずの立ち上がりからはゾーンで勝負ができていた。ストレートは最速で159キロ。平均で155―156キロはキープしていた。 スプリットがコントロールできなかったためか、先発転向に向けて取り組んだスライダーとカットボールを多投した。
ただイニングを重ねるごとに、微妙なコントロールがなくなり、球数が増えてきた。2つの被弾はいずれも失投。6失点だけを捉えると失格だが、デーブ・ロバーツ監督の評価は違っていた。映像メディア「Bleed Los: Dodgers & MLB News Podcast」が伝えた試合後の囲み取材によると、ロバーツ監督は、佐々木をこうフォローした。
「個人的には佐々木朗希が5回まで投げ切ったのは大きかったと思う。もちろんスコアだけを見て評価する人もいるだろうけど、もしあの(ルイーズの)打球がベースに当たらなければイニングは終わっていたし、彼にとっては全く違う板内容になっていた可能性もある。だから全体的に見れば良い内容だったと思う。ウッドに対してカウント0-2からの球(スプリット)が高く浮いてしまったのは、取り返したい場面ではあるけどね。それでもトータルで見ればよくやってくれたしチームとしてもいい戦いだった。スコア(6失点)ほど悪い内容ではなかったよ」

