レッドブル代表がリザーブ角田裕毅を「素晴らしい仕事をしている」「再チャンスを願う」と称賛もハジャーの健闘を受けて海外メディアは「復帰はほぼ不可能」との厳しい見解
角田のレギュラーシート再獲得を後押しする一方で、レッドブルでの来季とは言及していない。レーシングブルズ代表を務めたときから信頼を寄せていた角田へのエールとなるメキース代表のコメントを受けて、英国のF1専門メディア『PlanetF1.com』は「角田がレッドブルへ復帰するチャンスは逆に遠のいている」と報じた。
「メキースがコメントしたように角田は十分な実力を示せば再びF1のレギュラーシートを獲得するチャンスがあるドライバーかもしれない。しかし、レッドブルへの復帰はほぼ不可能に見える。メキースは今季からレッドブルのセカンドドライバーを務める同胞のハジャーに非常に深い感銘を受けているからだ」
前出の『Beyond The Grid』で、メキース代表はハジャーに対しても「彼は今、非常に良い状態だ」と称賛。さらにこう続けている。
「アイザックは1月初旬にロンドンに引っ越し、1日おきにミルトンキーンズのファクトリーに来ていた。彼はできるだけ多くの時間をシミュレーターで過ごし、マシンの周りの工学的な部分を理解しようと務めた。献身的な姿勢には心から敬意を表したいが、本当のところを言えば、彼は努力を積み重ねているわけではない。これまでのすべてが彼が長く夢見てきたものだ。そして、彼はすでに適正なスピードを見せている。シーズンは長くて浮き沈みがあるものだが、我々はアイザックが一歩ずつ進んでいくと信じている。彼にはそのための才能とアプローチがすべてそろっている」
フェルスタッペンと同じく、ハジャーも自社製のパワーユニット(PU)を搭載した今季のマシン、RB22に苦しんでいる。しかし公式予選では一発の速さを見せてすべてでQ3へ進出。開幕戦の豪州GPでは3番グリッドを獲得し、第3戦の日本GPでは8番グリッドを獲得して11番手だったフェルスタッペンを上回った。
米国のモータースポーツ専門メディア『motorsport.com』もメキース代表がポッドキャストで語ったコメントを引用した上で、次のように報じている。
「角田がレッドブルでセカンドチャンスを得るのは極めて難しくなった。なぜならハジャーはこれまでの3戦でマシンのトラブルに見舞われながらも期待を抱ける走りを見せているからだ。そのハイライトが開幕戦での3番グリッド獲得であり、中国GPでも8位入賞でポイントを獲得し、日本GPでの公式予選でも元世界王者のチームメイトを上回った。これらはすべて角田が達成できなかったことだ」
レーシングブルズから昇格を果たしたローソンが明らかに精彩を欠き、わずか2戦で角田と交代させられた昨季の再現はないとする見解が示された中で、中東情勢の悪化を受けて中断中のF1は5月1日に初日を迎える第4戦マイアミGPから再開される。

