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来年はテオスカーが大谷に「ひまわりの種シャワー」を浴びせる恒例儀式が見られなくなる?!(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
来年はテオスカーが大谷に「ひまわりの種シャワー」を浴びせる恒例儀式が見られなくなる?!(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

大谷翔平の“盟友”テオスカー・ヘルナンデスのトレード放出プランが急浮上?!…その理由は野手の高齢化と外野守備力の改善

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(33)のトレード放出プランが急浮上している。リーグ関係者の話として米サイト「ジ・アスレチック」が報じた。テオスカーは大谷翔平(31)が本塁打を放った際に「ひまわりの種シャワー」を浴びせる儀式で知られる“盟友”だが、その右翼手としての守備力が問題視され、チームの野手の高齢化を改善することも兼ねての放出プランだという。

 テオスカーの今季のライトでの守備指数は36人中33位

 ドジャースはチームのムードメーカーで来季限りの引退を表明しているミゲル・ロハスと1年550万ドル(約8億5300万円)の条件での再契約に合意した。だが一方で、もう一人のムードメーカーとしてチームを引っ張り、今季は4番を任されたこともあるテオスカーのトレード放出プランが急浮上している。
 米サイト「ジ・アスレチック」の敏腕記者で知られるケン・ローゼンタール氏と、パトリック・ムーニー記者が共同執筆で報じたもの。
 テオスカーは大谷が本塁打を放った際にベンチで「ひまわりの種シャワー」を浴びせる儀式で知られる盟友だ。
 同サイトは「リーグ関係者によればヘルナンデスの名前が複数のトレード交渉の中で挙がっている。ドジャース側は実現の可能性は低いと見ているものの、まったく筋が通らない話でもない」とした上で、トレード放出を検討している理由が右翼手としての守備力にあると指摘した。
 ヘルナンデスは、今季レギュラーシーズンで134試合に出場し、打率.247、25本塁打、89打点、OPS.738の数字を残した。同サイトは、ここ2年間のポストシーズンでの成績が、8本塁打、OPS.780であることを評価した。
 だが、その一方で「平均的守備選手に比べてどれだけアウトを多く取ったか」の守備指標である「Outs Above Average(OAA)」が「マイナス9」で、今季のメジャーの右翼手36人中33位と悪く、ドジャースのチームの「OAA」が、今季18位に留まった要因だという。確かにファインプレーもあるものの緩慢な打球処理で走者の進塁を許すケースも多々見られた。テオスカーの右翼守備はドジャースの“穴”でもある。
 同サイトは、テオスカーのトレード放出に動いているチーム事情をさらに詳しく説明した。
「もしドジャースがヘルナンデスをトレードで放出すれば(中堅の)アンディ・パヘスを右翼にコンバートして守備力を強化し、中堅手の補強に動くことができる。(二塁と中堅の両方を守れる)トミー・エドマンは、先月、右足首の手術を受けたため、中堅守備の負担は大きく、さらにエドマンを二塁から外すことは、経験の浅いキム・ヘソンやアレックス・フリ―ランドにより大きな負担を負わせることにもつながってしまう」

 

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