「あと10日しかない」交渉期限直前に村上宗隆の争奪戦が激化!レッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズが熱視線…各球団はブレイグマンとの選択を迫られる
ヤクルトからポスティングによるメジャー移籍を目指している村上宗隆(25)の交渉期限が22日(日本時間23日)に迫る中で水面下での争奪戦が激化していることが明らかになった。MLBネットワークのジョン・モロシ記者が伝えたもの。レッドソックス、ブルージェイズ、マリナーズ、メッツ、フィリーズ、パイレーツ、タイガースの7球団が興味を示しており、レッドソックスからFAのアレックス・ブレグマン三塁手(31)との争いになっているという。スポーツイラストレイテッド誌はレッドソックスとブルージェイズを本命視している。
「多くのチームが関心を示している」
村上の争奪戦が交渉期限が迫る中で激化した。
MLBネットワークの敏腕で知られるモロシ記者が「村上はレッドソックス、マリナーズ、タイガース、フィリーズ、メッツ、ブルージェイズなど、多くのチームが関心を示している選手です。パイレーツも彼とつながりがあると聞いています。村上と契約したいならあと10日しかありません。もし(ブレグマンの)市場が年明けまで続くのであれば、ブレグマンか、それとも村上の長打力か、という判断を迫られることになります」と伝えた。
三塁、一塁を探している球団は、村上とレッドソックスからFAとなったブレグマンとの2者選択を迫られているというのだ。
ブレグマンは米球宴3度出場の右のスラッガーで、今季は114試合で打率.273、18本塁打、62打点、OPS.822の成績を残した。今年2月にレッドソックスと、3年総額1億2000万ドル(約182億円)の契約を結んだが、オプトアウトして再び市場に打って出た。
モロシ記者は、こうも訴えた。
「村上がこれまで見せてきたパワー、56本塁打を放ったシーズンは非常に魅力的です。左の強打者としてとても興味深い存在です。三振は多少ありますが、多くの球団が好むタイプの選手です。ただ12月22日を過ぎれば、村上はもはや“第二の選択肢”ではなくなるため、ブレグマンをいつまでも待つわけにはいきません」
村上はこれまで本命選手が獲得できなかった場合の“保険”として各チームに位置づけられていたが、ポスティングの交渉期限が近づいているため、“保険”から「獲るか、獲らないか」の決断を迫られる存在に押し出されているというのだ。
このモロシ記者の発言を受けて、スポーツイラストレイテッド誌が本命にあげたのが、そのブレイグマンの引き留めに動いているレッドソックスと、ワールドシリーズでドジャースに敗れたブルージェイズの2球団だ。

