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阪神の石井大智が激痛に顔をゆがめた(写真・黒田史夫)
阪神の石井大智が激痛に顔をゆがめた(写真・黒田史夫)

阪神の石井大智が担架で運ばれる怪我でWBC出場ピンチ!「井端構想が狂ったかも。代役の最有力はソフトバンク杉山一樹だろうがそこにも問題が…」と阪神&ホークスOBが見解

 3月5日に開幕するWBCの侍ジャパンのメンバーに選ばれている阪神の石井大智(28)が11日に沖縄宜野座キャンプでの紅白戦でホームのベースカバーに入った際に左ふくらはぎを痛めて緊急降板し自力で歩けず担架で運びだされるアクシデントがあった。WBC出場に赤信号が灯った。代役候補は予備登録メンバーに入っているソフトバンクの守護神の杉山一樹(28)が最有力。ただソフトバンクからは、すでに松本裕樹(29)が選ばれており、藤井皓哉(29)が右肘違和感のためリハビリ組に合流しているため、杉山までWBCに出場すれば、開幕時に勝利方程式のブルペン陣が不在という非常事態となる。侍ジャパンもソフトバンクも厳しい状態に置かれた。

 

 沖縄宜野座の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」が異様な雰囲気に包まれた。3回から登板した石井が無死一、二塁から前川右京に右前安打を許し、バックホームに備えてホームの後方へのカバーで走った際、バックネット前で、突然うずくまったのだ。激痛に顔をゆがめ、両ひざをついて異変を訴え、トレーナーが駆け寄った。自分で歩けず、担架でグラウンドへ運びだされ、処置を終えて車イスで球場を離れる際には、左ふくらはぎ付近に白い包帯が巻かれていた。詳細は不明だが、左ふくらはぎを痛めたと見られる。
 侍ジャパンのメンバーに選ばれている石井は、この日が阪神のキャンプは最後で、14日から宮崎で始まる合宿へ合流予定だった。
「一瞬何が起きたかわからなかったが、カバーに入り走った際に痛めたのだろう。詳しい事情はわからないが、担架で運ばれているのを見ると、2、3日で治るような軽いものには見えなかった。14日からのWBC合宿への合流はまず無理だし、準備期間を考えると、3月5日開幕のWBC参加は難しいと思う。阪神とすれば、開幕に間に合うかどうかを心配しているだろう」
 この紅白戦の取材に訪れていて、そのショッキングな現場を目撃した阪神OBで、評論家の池田親興氏がそう見解を示した。
 石井は左右の兼ね合いでパドレスの松井裕樹と侍ジャパンのダブルストッパーを任される可能性があった。昨季は50試合連続無失点の日本記録を成し遂げ、防御率0.17という驚異的な数字を残した。契約更改で今オフのメジャー挑戦の意向を訴えた石井は、連投にも耐えれるタフさがあったため、フル回転が期待されていた。
 侍ジャパンでは、先発&第2先発&中継ぎとしてフル回転を予定していた西武の平良海馬が5日の宮崎南郷キャンプで石井と同じく左ふくらはぎ肉離れを起こして辞退、この日、代わりに予備登録メンバーから楽天の藤平尚真が追加選出された。
 平良に続き石井が離脱となると井端監督も頭が痛いだろう。
 ドジャースの大谷翔平、カブスの鈴木誠也、レッドソックスの吉田正尚、ブルージェイズと契約した岡本和真、ホワイトソックスと契約した村上宗隆とメジャーが5人も揃う打線は豪華だが、日本のストロングポイントである投手陣に綻びが生まれている。
「井端監督が考えている構想に狂いが出てしまったことは間違いない。最悪のケースは想定していたと思うが、投手陣に2人もアクシデントが起きるところまでは想定できていたかどうか。石井、松井、松本、大勢の4人でブルペンは鉄壁だと考えていたと思う。平良も痛かっただろうが、石井が欠場することになるとかなりの痛手にはなるだろう」

 

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