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有名振付師のブノワ・リショー氏(左)に殺害予告が…。カナダのステファン・ゴゴレフの振付も担当した(写真・ロイター/アフロ)
有名振付師のブノワ・リショー氏(左)に殺害予告が…。カナダのステファン・ゴゴレフの振付も担当した(写真・ロイター/アフロ)

衝撃!坂本花織ら担当の有名振付師ブノワ・リショー氏が「何度も“殺す”というメッセージを受け取った」と明かす…13か国16人担当の余波…「一部の日本ファンも悪質なメッセージ」

 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートで坂本花織(25・シスメックス)など13か国16人の振付を担当している有名振付師のブノワ・リショー氏(38、フランス)が活動の広がりを理由にSNSなどで殺害予告を受けていることを明らかにした。フランスのTV番組で明かしたもので、フランスメディア「RMCスポーツ」が伝えた。多くの選手を担当しているため、ライバル選手のファンから「何度も殺す」のメッセージを受け取ったという。今大会で問題となっているSNSでの誹謗中傷による被害の広がりは深刻だ。

 「韓国から、日本から、中国のファン、アメリカからも(メッセージがくる)

 ショッキングな告白だった。
 今日フィギュアスケート女子シングルのフリーに出場する坂本花織のSPや、男子シングルで銀メダルを獲得した鍵山優真の振付などを担当している世界的有名な振付師のブノワ・リショー氏が数多くの殺害予告を受けていることを19日のフランスのTV番組で明かした。
「何度も、何度も、殺すというメッセージを受け取った」
 フランスメディア「RMCスポーツ」によると、リショー氏はこう続けた。
「韓国から、日本から、中国のファン、アメリカからも(メッセージがくる)。私には(振付を担当している)多くのスケーターがいるから…。『今年はあんなプログラムを作ったのか』などと言われる。内容の言葉は、ここでは言えないが。イリア(マリニン)のような選手の場合だと、日本のファンの一部が少しヒステリックになってイリアを嫌い、悪質なメッセージを書く人もいる」
 今大会で13か国16人の振付を担当したため、教え子の演技ごとに、そのチームの色の違ったユニフォームに着替えてリンクサイドのコーチボックスやキス&クライに登場する“7変化”が話題となった。10か国のユニフォームを用意したという。
 男子シングルでは、鍵山の他にカナダのステファン・ゴゴレフ、ジョージアのニカ・エガゼ、フランスのアダム・シャオ・イム・ファ、米国のマキシム・ナウモフらを担当していた。
 だが、一部の心無いファンからすればその幅広い活動はライバル選手をサポートしている“敵”にでも映るのだろう。
 現役時代にアイスダンスのスケーターとして欧州選手権や世界ジュニア選手権などの出場経験のあるリショー氏は、引退後に振付師に転身して2013年から活動を始めた。日本では坂本、宮原知子、樋口新葉、復帰後の高橋大輔ら、米国の五輪金メダリスト、ネイサン・チェンらも担当して、多くのメダリストをサポートした。
 今大会でもSNSによる誹謗中傷は大問題となっている。
「RMCスポーツ」は、男子シングルの金メダルの大本命だった米国の“4回転の神”イリア・マリニンが、まさかのミスを連発して8位に沈んだ背景として、SNSの嫌がらせメッセージが、精神面に影響を及ぼしていたことを紹介した。

 

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