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ブライトンの三笘薫が今夏の移籍リスト入り?!(写真:MB Media/アフロ)
ブライトンの三笘薫が今夏の移籍リスト入り?!(写真:MB Media/アフロ)

ブライトンの三笘薫が夏の“移籍リスト”に入った?!「移籍金を最大化させる最後のチャンス。将来的にそうなる可能性は高い」移籍金約94億円でチェルシー、リバプール、マンUが狙う

 英プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫(27)が、今夏に退団する見込みの10選手の一人に入ったと、地元メディア『Sussex World』が22日までに報じた。三笘は来シーズンにUEFAチャンピオンズリーグで戦うことを熱望しているが、チームは残り5試合で10位と出場権の獲得が難しい状況にあり、ブライトン側が最低5000万ポンド(約94億3800万円)の移籍金を確保してリバプールやチェルシーへ売却するには、今夏が「最後のチャンスとなるかもしれない」との見立てを伝えた。

「主力選手の多くは、プレミアや欧州強豪クラブから引く手あまた」

 シーズンの最終盤に入って、三笘の去就が騒がしくなってきた。
 ブライトンの地元メディア『Sussex World』が「ブライトンの10人の選手が今夏に退団する見込み」と題した記事を掲載。ブラジル代表歴のあるFWジョアン・ペドロ(23)、コートジボワール代表FWシモン・アディングラ(23)、ガーナ代表歴のあるDFタリク・ランプティ(24)らと、ともに三笘をリストに入れた。
 同メディアは「ブライトンは今夏、いくつかの重要な移籍決定を迫られる。主力選手の多くは、プレミアリーグやヨーロッパの強豪チームから引く手あまたとなっている」とした上で、三笘に関して次のような寸評をつけた。
「日本代表の三笘は今シーズンを終えた段階で、ブライトンとの契約があと2年間残っている。しかし、三笘はシーズンが終わる直前の5月20日に28歳となるため、今夏の移籍市場はブライトンが移籍金を最大化させる最後のチャンスとなるかもしれない。ブライトンと三笘は今年1月末、サウジアラビアのアル・ナスルから2度にわたって提示された高額なオファーを立て続けに拒否した。リバプールが強い関心を示しているとされる三笘の価格は、5000万ポンド(約94億3800万円)以上と見られている」
 ポルトガル代表のレジェンド、FWクリスティアーノ・ロナウド(40)を擁するサウジアラビアのアル・ナスルは、冬の移籍市場が閉まる直前の今年1月末に、2度にわたって三笘の獲得へ向けた正式オファーをブライトンに提示した。
 移籍金は最初のオファー時の5400万ポンド(約101億9300万円)が断られると、2度目は7500万ポンド(約141億5700万円)へ大幅に上積みされた。しかし、同時に年俸などの条件もはね上がるオファーを、三笘は一顧だにしなかった。
 前の『Sussex World』は、三笘が断りを入れた理由をこう報じていた。
「三笘は非常に野心的な選手であり、来シーズンはUEFAチャンピオンズリーグの舞台でも自らを試したがっている」
 川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍したのが2021年8月。ベルギーのユニオン・サンジロワーズへ期限付き移籍した2021-22シーズンを経て、翌2022-23シーズンからブライトンでプレーしてきた三笘は、プレミアリーグで通算84試合に出場。18ゴール12アシストの数字を残している。
 特に今シーズンは自己最多の8ゴールをマーク。残り5試合で2桁到達も視野に入れているが、ヨーロッパを舞台とした戦いに関しては昨シーズンに6試合出場した、グレードがひとつ下のUEFAヨーロッパリーグだけとなっている。
 来年夏に北中米の3カ国で開催される、自身にとって2度目となるW杯を前に、世界最高峰の舞台となるチャンピオンズリーグを戦いたい。サッカー人生のキャリアもかかってくると判断したからこそ、お金よりもやりがいを選んだ。
 しかし、ブライトンは直近のプレミアリーグ5試合で2分け3敗と未勝利が続き、10位へ順位を下げた。来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を得るためには、5位以内に入らなければならない。残り5試合で、現状で5位のマンチェスター・シティとブライトンの勝ち点差は10ポイント。同メディアはさらにこう続けた。

 

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