
ドジャースの緊急トレード補強候補に元巨人のマイコラスが急浮上か…米報道…佐々木朗希が負傷者リスト入りするなど故障者続出で先発投手陣が“火の車”
マイコラスは2015年から3年間巨人でプレーし、2017年には開幕投手を務めるなど31勝13敗の成績を残した。2018年からカージナルスでメジャー復帰し、1年目に18勝4敗で最多勝を獲得するなど、ここまで怪我により出場機会がなかった2020年を除いて6年間でオールスターにも2度選ばれるなどの活躍でローテーを守ってきた。
2023年3月に2年4000万ドル(約58億円)で契約延長したが、昨季は10勝11敗、防御率5.35の成績に終わり、地元メディアなどからは、不要論、放出論が噴出。今季もチームで2番目に高額となる1760万ドル(約25億5000万円)の年俸が重荷になっていた。
その中で今季2戦目となる4月6日のレッドソックス戦で、11安打、9失点(自責点8)と炎上して2回途中KOされた。だが、そこから調子を取り戻した。その後の7試合中、5試合で、2失点以下に抑えて、防御率を3.77にまで戻して、3勝2敗。直近では17日のロイヤルズ戦で、6回2安打無失点の好投を見せて3勝目をマークしている。
同メディアは「驚くほどいいピッチングをしている」と、マイコラスのトレード市場での評価がアップしたことを伝えた上で、こう展望した。
「ドジャースにマイコラスの残りのシーズンの全年俸を肩代わりする意思がある限り、実質的に自由に獲得できる。それがドジャースのセールスポイントだ。潜在的な4番手、あるいは5番手のスターターを獲得できる。今後ドジャースの投手陣が整備されるとマイコラスがドジャースに加わることはないだろうが、故障者が復帰してくる保証はない。マイコラスのような堅実で安定した先発を補強することはドジャースにとって大きな意味があるだろう」
カージナルスにとっても今がマイコラスの最高の売り時。
同メディアは、「カージナルスにとっては、有望な若手投手のためのロースターの枠を空けることにもなり、チームの総年俸からかなりの金額を削減することができる」とも説明した。
両チームの思惑が一致しそうだが、果たしてドジャースはマイコラスの獲得に動くのだろうか。