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角田裕毅が窮地?(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
角田裕毅が窮地?(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

「角田裕毅は窮地に追い込まれている」元F1レーサーがレッドブルが特例ライセンスを申請したリンドブラッドが「セカンドドライバーの完璧な後任者候補」との見解

 角田は、エミリア・ロマーニャGPでマシンを大破させた代償として、アップデートされたばかりのフロアなどの新規製造が間に合わず、旧型のパーツで対応することを余儀なくされてきた。それがRB21の操作をさらに難しくして走行中に想定外の挙動を引き起こしているとされた。
 角田は「自分がそれまで持っていた、マシンに対する理解の限界を認識させてくれた」と振り返りながら、RB21を操るための準備が足りなかったと反省した。
「僕はおそらく、そういった(マシンの)領域を知る作業がどれほど重要であるかを過小評価していた。だから、(現状は)自信を失ったわけではない。ゆっくりと積み上げているだけだ。そして、いつかはそこにたどり着くだろう」
 角田が言う「そこ」とはチームから期待されている結果を意味する。しかし、周囲はいつまでも待ってくれない。
 前出の『sky sports』によれば、FIAの内部組織である世界モータースポーツ評議会(WMSC)は今日10日にマカオで開催される会合で、リンドブラッドが特例申請された件について協議する予定になっている。
 13日(日本時間14日)に開幕する次戦カナダGPでは、角田は最低でもQ3へ進出して、決勝ではレッドブル移籍後で自己最高位を更新してのポイント獲得が求められる。しかし、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットとの相性は極めて悪く、1周4.361kmを70周する決勝は2023と2024年の14位が最高位で、初挑戦だった2022年は47周目でクラッシュ。無念のリタイアを喫している。

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