• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • 井上尚弥が12月27日にサウジアラビアでの日本対メキシコ全面対抗戦で「一度は逃げた」WBC1位アラン・ピカソと対戦へ…総合娯楽庁長官が明かす…中谷潤人、拳四朗も参戦可能性
井上尚弥が12月27日にサウジアラビアでWBC1位のピカソと対戦へ(写真・山口裕朗)
井上尚弥が12月27日にサウジアラビアでWBC1位のピカソと対戦へ(写真・山口裕朗)

井上尚弥が12月27日にサウジアラビアでの日本対メキシコ全面対抗戦で「一度は逃げた」WBC1位アラン・ピカソと対戦へ…総合娯楽庁長官が明かす…中谷潤人、拳四朗も参戦可能性

 ピカソの辞退で、急遽、WBA1位のラモン・カルデナス(米国)に対戦相手が変更された。井上は、カルデナスに2回にダウンを奪われる苦戦をしいられたものの8回に逆転TKO勝利した。その戦いを見てピカソ陣営は、考えを改めたのか、それとも「リヤドシーズン」が用意する巨額のファイトマネーが魅力だったのかわからないが、一度は消えたWBCの最強挑戦者との対戦が、モンスターのサウジアラビア登場のメインとして計画されることになった。
 だが、ピカソは、7月19日に米ラスベガスで、WBC世界フェザー級23位の亀田京之介(TMK)との対戦が決定しており、この前哨戦をクリアすることが井上戦を実現するための条件となる。亀田は2月に元2階級制覇王者の“悪童”ルイス・ネリ(メキシコ)と対戦して7回TKO負けを喫したが、1回に幻のダウンシーンを演じていた。
 またアルシェイク長官は、「このカードは、日本対メキシコの最大の戦いとして構築される」とも明かした。
 リング誌によると、このモンスターがメインを張る大会は、日本対メキシコの全面対抗戦となり、WBC&IBF世界バンタム級王者の中谷、WBC&WBA世界フライ級王者の寺地拳四朗の2人が参戦する可能性があるという。同誌が明かした中谷の対戦相手候補は、井上からダウンを奪い敗れて評価を上げたカルデナス。カルデナスは、メキシコ系米国人で、来年5月の井上戦を見据えてのスーパーバンタム級での絶好のテストマッチとなる。
 また拳四朗の対戦相手候補は、21日に英国でWBC同級暫定王者のガラル・ヤファイ(英国)からダウンを奪うなどして判定勝利し、タイトルを獲得した元WBO、IBF世界ミニマム級王者フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(メキシコ)。拳四朗は7月30日に横浜でWBA同級3位、WBC同級4位のリカルド・サンドバル(米国)との防衛戦に臨むが、王座を返上しない限り、暫定王者ロドリゲスとの王座統一戦を行わねばならない。
 井上はまず9月に挑発を続けてきた最強挑戦者のアフマダリエフを蹴散らさねばならない。その先には、世界を巻き込むビッグイベントが待ち受けている。

関連記事一覧