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中谷潤人とジェシー“バム”ロドリゲスのビッグマッチが計画されていた(写真・AP/アフロ、山口裕朗)
中谷潤人とジェシー“バム”ロドリゲスのビッグマッチが計画されていた(写真・AP/アフロ、山口裕朗)

衝撃!中谷潤人vsジェシー“バム”ロドリゲスのバンタム級とSフライ級の2団体統一王者同士のビッグマッチが計画されていた…「中谷本人が断ったとは思わない」とバム陣営…米専門サイト報道

 ロドリゲスはマッチルームと今回のカフ戦を含めて2試合の契約を結んでいるが、帝拳の契約選手。中谷も帝拳がプロモートしているため、ロドリゲスと中谷の対戦は、いわば“同門対決”となるため対戦を避けたのではないかとの推測だ。
 中谷は「誰とでも戦う」とのポリシーを貫いており、ガルシアトレーナーの言う通り、本人がロドリゲス戦を拒否することはないだろう。
 ただこの推測には大きな誤解がある。
 中谷は、来年5月に東京ドームでスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(大橋)とのスーパーマッチが計画されており、バンタム級のベルトを返上し、この秋にはスーパーバンタム級でのテストマッチがすでに計画されているのだ。 
 当初候補の一人にあがっていたのが、5月4日に井上が米ラスベガスでダウンを奪われながらも、8回TKOで下したWBAスーパーバンタム級1位のラモン・カルデナス(米国)。そのカルデナスも、アルシェイク長官が12月27日のサウジアラビアでの井上とWBC1位アラン・ピカソ(メキシコ)の対戦のアンダーカードに登場させようとして声をかけており、マッチメークは難しくなっているそうだが、その同じタイミングで、横からロドリゲスというカードを持ち出してサウジアラビアでの興行をオファーされても受けるわけにはいかなかったのだろう。
 実際、アルシェイク長官の札束にモノを言わせて、業界のルールを無視するこういう強引な手法は、各方面で問題となっている。
 結局、ロドリゲスの次戦は、マルティネスとの3団体統一戦に決定したが、それがカフ戦前にアルシェイク長官のSNSで発表されたことに、ガルシアトレーナーも憤りを隠さなかった。
「我々は“試合が発表されること”に合意したわけではなかった。まずカフとの試合に集中する必要があった。もしカフに勝てなければ、11月の試合は実現しない。だからあの発表タイミングには賛同していなかった」
 一方でロドリゲス自身は、これまでも今後の対戦希望ボクサーとして中谷と井上の名前をあげている。現在スーパーフライ級のロドリゲスがどこまで増量できるかという“階級の壁”の問題はあるものの、一度は計画された中谷vsロドリゲスのカードが今後実現可能なビッグマッチとして期待が膨らむ。

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