• HOME
  • 記事
  • 格闘技
  • それ本気?「井上尚弥の対戦相手として十分な実力を証明できた」“モンスター前哨戦”で亀田京之介を倒せなかったピカソが“KY発言”。9.14名古屋のアフマダリエフ戦に来場予定明かす
亀田京之介を倒せなかったピカソが計画されている12月の井上尚弥戦に向けて“KY発言”(写真:ZUMA Press/アフロ)
亀田京之介を倒せなかったピカソが計画されている12月の井上尚弥戦に向けて“KY発言”(写真:ZUMA Press/アフロ)

それ本気?「井上尚弥の対戦相手として十分な実力を証明できた」“モンスター前哨戦”で亀田京之介を倒せなかったピカソが“KY発言”。9.14名古屋のアフマダリエフ戦に来場予定明かす

 ピカソは当初5月4日に米ラスベガスに再上陸した井上の対戦候補として内定していた。だが、父親ら周囲が「1ラウンドでやられる」との評判に怖気づき辞退を申し入れ、WBA1位のラモン・カルデナス(米国)に対戦相手が変更となった経緯がある。 
 本人は、対戦を希望していたと伝えられているだけに、再び巡ってきたモンスター挑戦のチャンスを逃したくはないのだろう。
 ピカソをプロモーターとしてサポートしているショーン・ギボンズ氏も、「ピカソは、井上と戦う準備ができていることを証明した。身体的には、まだ成長途上だが、スキルでは、カルデナスや(マーロン)タパレス、キム・イェジュンらより上だ」と豪語した。ピカソの代わりに井上と対戦して2回にダウンを奪いながらも8回TKO負けをしたカルデナス、2年前にWBA&IBF王座を10回KO負けで失い、今回、井上のスパーリングパートナーとして来日しているマーロン・タパレス(フィリピン)、負傷でドタキャンしたサム・グッドマン(豪州)の代役として対戦したが、4回も持たなかったキム・イェジュン(韓国)らの名前をあげて「ピカソが上」とアピールした。
 さらに「(12月27日の井上尚弥戦は、サウジアラビア総合娯楽庁の)トゥルキ・アルシェイク氏が発表し、条件面も合意済み。今のところ問題はない」と続け、今回の苦戦にもかかわらず12月に井上に挑戦する計画に問題がないことを明かした。
 ピカソはモンスター攻略プランにもついてもこう明かしている。
「井上を倒す“秘密兵器”なんてない。すべては学びと成長。そこに全力を注ぐつもりだ。遠い距離からでも攻められる武器はあるし、ボディ攻撃で井上にダメージを与えることもできる。それをどう活かすかが重要だ」
 亀田にダメージを与えることができなかったボディ攻撃が井上に通用するとはとても思えない。ピカソが光明を見出だせるのは、身長、リーチ差とディフェンススキルを活かしてのテクニック勝負となるのだろうが、そういう駆け引きも、モンスターが、1枚も2枚も上だ。
 ピカソは、9月14日に井上が名古屋でWBA世界同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を迎え討つ試合に来場する予定だという。
「現地に行くつもりだ。井上のパワーや強さを直接見てどういう相手かを確認したい」
 井上の凄さを間近に見て「また辞退」と腰が引けることになるのかもしれない。

関連記事一覧