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大谷翔平がレッズ戦で緊急降板した(写真・アフロ)
大谷翔平がレッズ戦で緊急降板した(写真・アフロ)

二刀流中止論が再燃?!「昨日、今日と体調がよくない」右臀部のけいれんで緊急降板の大谷翔平が衝撃の体調不良を吐露…原因は高温多湿による熱中症か?それでもDHで継続出場に懸念の声

 ドジャースの大谷翔平投手(31)は7月30日(日本時間31日)、敵地でのレッズ戦に「2番・投手兼DH」で先発出場し、二刀流復帰後7試合目で最長となる4回のマウンドに上がったが、右臀部のけいれんを訴えて、スペンサー・スティア(27)への投球途中に51球で緊急降板した。それでもDHで出場を続けたが、試合後には「昨日、今日と体調が良くない」と吐露した。「高温多湿」のシンシナティの気候で熱中症にかかった可能性もあるが、米メディアからは、肉体への負担を懸念して二刀流中止論が再燃している。

 1回から股関節に異変を感じるも「だましだまし…」

 異変が起きたのは4回だった。
 復帰後7試合目にして最長イニングとなるマウンドに上がったが、先頭に内野安打を許すと、続くタイラー・スティーブンソンへのストレートが2球続けて、引っかかる暴投となり、走者を三塁まで進め、結局、四球。さらに続くスティアへの投球が2球続けて外角低めへ外れると、異変を察知したデーブ・ロバーツ監督が、トレーナーと通訳を伴ってマウンドに向かった。何やら会話が交わされた後、深刻な表情を浮かべて大谷が投球途中で緊急降板した。
 3回までは4安打1失点も4奪三振。スイーパーが多かったが、米CBSスポーツによると、ストレートの平均速度は98.7マイル(158.8キロ)でシーズン平均より0.8マイル(1.28キロ)速く、最後の3球は97.6マイル(157キロ)以上をマークしていた。それでも2年前に手術をした右肘への異常などが懸念されたが、大谷はベンチ裏に下がることもなく、なんとそのままDHでの継続出場を続けた。
 球団からの発表は「右臀部のけいれん」。
 スポーツネットLAによると、試合後に大谷は、こう経緯を明かしている。
「(股関節のけいれんの違和感を)初回から感じていた。何となく、だましだまし3回くらいまで行けたが、最後はなかなか難しかった」
 そして衝撃の告白があった。
「球数を投げられたのはいいところ。(投手のリハビリが)後退することはない」としながらも、「昨日、今日と体調がよくないので、しっかりと明日の休みを挟んで体調を戻してから次の登板スケジュールが決まる」と吐露したのだ。脱水症状があったという。
「2番・DH」で出場した前日も、4打席連続三振の5打数ノーヒットと精彩に欠いた。
 MLB公式サイトによると、降板を決断したロバーツ監督は、こう説明した。
「フォロースルーに何かおかしな感じがあった。何が起きたのかわからなかったので、その瞬間はとても心配だった。でも、降板するとき、自分で股関節(の問題)だと言っていた。けいれんだと聞いたときには(肩肘の異常ではなく)かなり安心した。彼は“湿気のせいだ”と言っていた。それを聞いて安心した」

 

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