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メジャーが今オフ狙うのは西武の今井達也(中)、ヤクルトの村上宗隆(右)、巨人の岡本和真(左)の3人だ
メジャーが今オフ狙うのは西武の今井達也(中)、ヤクルトの村上宗隆(右)、巨人の岡本和真(左)の3人だ

メジャーが狙う3人の”お値段”!スカウト20人集結の西武・今井達也に約297億円、メッツ、パドレス視察のヤクルト・村上宗隆は「それ以上の可能性」、巨人・岡本和真は約74億円…米ESPN報道

 メジャーが今オフに狙う日本人選手が西武の今井達也(27)、ヤクルトの村上宗隆(25)、巨人の岡本和真(29)の3人であることが明らかになった。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたもの。今井には2日の楽天戦に20人以上のスカウトが視察に訪れて契約金は最高で2億ドル(約297億円)、村上はメッツ、パドレスの幹部が視察して、契約金は今井以上になる可能性があるという。3人は全員がポスティングによるメジャー挑戦となるが、球団が容認の姿勢を明らかにしているのは村上だけ。オフの動向に注目が集まる。

 パドレスのプレラーGMは村上のバックスクリーン3連発を目撃

 

 ヤクルトの村上が雨の巨人戦で衝撃の1試合2発、しかも満塁弾を含む6打点をあげたタイミングに合わせるように、ESPNが今オフにメジャーが狙う日本人選手の名前を3人ピックアップした。敏腕記者で知られるパッサン記者の執筆記事だ。
 同記事は「日本人選手によるMLBの”革命”は衰えを知らず、2026年シーズンには、また新たな有望選手が渡米するとみられている。関係者によれば、右腕の今井達也と、長打力のある三塁手コンビ――村上宗隆と岡本和真――がMLB挑戦を希望している」と書き出して3人が共に所属球団によるポスティング容認が必要であることを付け加えた。
 1人目に名前があげられたのは西武の今井だ。
「この3人の中で最も無名の存在だが、今季彼を視察したスカウトによれば最も魅力的な投手かもしれないという。180cm、70kg(球団公式は80Kg)の細身の体格に似合わず、日本で最速の先発投手であり、平均95マイル(約153キロ)、最速99マイル(約159キロ)の速球を投げる。さらに鋭いスライダー、チェンジアップ、スプリット、カーブ、今季習得したシンカーを持ち、多彩な球種は、メジャーが求める理想的なものだ」
 そう評価して今季ここまで20試合に投げ、防御率1.50、143回2/3で159奪三振、37四球、被本塁打4本の数字を残していることを紹介して「日本の飛ばないボールの影響もあるがそれを差し引いても投球内容は圧倒的だ」と評価。「山本由伸や今永昇太といった今井よりも身長の低い投手がMLBで成功したことも、小柄な先発投手への懸念を和らげている」とした。今井が2安打10奪三振で完封勝利した2日の楽天戦には20人以上のメジャーのスカウトが視察に訪れていたという。
 また気になる契約金については「年齢、成績、投球の質を考えれば、メジャーの球団フロントは高額契約を予想している」とし、ESPNが取材した12人のメジャー関係者の間からは「2億ドル(約297億円)以上」、「1億5000万ドル(約222億7000万円)程度」の予想の声があがり、ある関係者は「ナショナルズが2018年にパトリック・コービンと契約した6年1億4000万ドル(約207億9000万円)の契約に近いだろう」と語ったという。
 また最低予想でも「8000万ドル(約118億8000万円)」で「メジャーの先発投手不足と今井の若さを考えれば、その数字は控えめすぎる印象だ」とした。西武はまだポスティング容認の方針を明らかにしていないが、同記者は「高額なポスティングの移籍金を得ることが合理的だ」との見方を示した。

 

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