
「彼には知的にこのチームを率いる能力がない」「解任せよ!」最下位パイレーツに3連敗したドジャースのロバーツ監督の捕手交代の采配ミスにSNSでファンが激怒…本人も失敗を認める
「ドジャースネイション」の試合後の囲み取材映像によると、ロバーツ監督は「9回のプレーのようなあきらめずに戦い続ける姿勢が必要だ」と訴えていたが、監督自身は、9回の逆襲をあきらめていたことになる。
これにはSNSでは「1イニングの休みではラッシングには何の意味もないのに、9回の打順で打つ権利を奪った」との批判が飛び、ロサンゼルスタイムズ紙の
ジャック・ハリス記者も、Xで皮肉を込めて采配ミスを批判した。
「ラッシングとロートベットが9回に交代したことについてロバーツ監督は、ラッシングがこれから抱える仕事量を考慮して彼を休ませようとしたと述べました。しかし、彼がラッシングの打順が9回に再び回ってくることを知っていたら、その交代は行わなかったでしょう」
「勝利をあきらめた」、あるいは、「ゲームの先を読む能力がない」と批判されても致し方ないだろう。
MLB公式サイトによると、ここ1か月、ドジャースは、勝率5割以上のチームには11勝4敗と好成績だが、勝率5割未満のチームには4勝12敗と負け越している。
「それに答えはない。相手はどこでもベストを尽くしてくる。ただ、それは勝ち越しチームも同じだ。今夜はスキーンズという一流投手に当たったが、負け越しチームに勝ちきれていないのは事実」
ロバーツ監督もその事実を認めざるを得ない。
幸いにして同地区2位のパドレスも、直近10試合で8敗と調子を落としているため、首位を手渡さずに済んでいるが、パドレスとは、2ゲーム差で優勝マジックが消滅した。スミスやマックス・マンシーを怪我で欠くなど、チーム状態はベストではないが、そこでロバーツ監督が采配ミスをしていればチーム状態は上向かない。
同サイトによると、ベテランのミゲル・ロハスは、「ここ数か月、負けが増えてからプレッシャーやフラストレーションが溜まっている。誰も笑っていないし、楽しんでいない。まだ首位なんだし、もっと楽しんでリラックスするべきだ。そうなれば、オレたちは簡単に倒せないチームになるんだ」と、チームの雰囲気を変える必要性を呼び掛けた。
前出の試合後の囲み取材で、ロバーツ監督は「あなたはそのうち最高のチーム状態になると語っていたが、その信念が揺らいでいるのでは?」と質問され「それはきっと起きる」と、前向きに語調を強めた。
また、もはやリハビリ登板ではなく、チームの浮沈のカギを握ることになってきた大谷は、今日5日(日本時間6日)の敵地でのオリオールズ戦で緊急登板することになった。当初は8日(日本時間9日)の本拠地でのロッキーズ戦での先発が予定されていたが、5日の先発予定だったタイラー・グラスノーに何らかのアクシデントがあった模様だ。