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スネル(背番号7)がロバーツ監督に続投を直訴(写真・AP/アフロ)
スネル(背番号7)がロバーツ監督に続投を直訴(写真・AP/アフロ)

まさかの造反劇?!「ロバーツ監督は今後も先発の声に耳を傾けよ」ドジャースのスネルが「50‐50」で交代を迷う指揮官に「7単語」で続投直訴…それが成功して米SNSで波紋

 

 昨年のNPBでも似た造反シーンがあった。8月27日のハマスタでの横浜DeNA対阪神戦。5-2で迎えた7回に、この回から救援のウィックが連続四球とヒットで無死満塁のピンチを迎えると、三浦監督が審判に交代を告げてマウンドに向かった。すると、ウィックは首を振って「NO!」「WHY?」と大声を発して降板を拒否したのだ。三浦監督は、鬼の形相で「チェンジ(交代)!」と一喝し、腰から尻の付近を左手で押して無理やりマウンドから追い払った。
 だが、ロバーツ監督は正反対に“造反”を認めたのである。
「彼は見事に締めくくった。本当に大きな力になったた。初回から最後まで素晴らしい投球だった。今日の試合は絶対に欲しかった試合。そして彼は期待に応えてくれた」
 8回ベシア、9回スコットの完封リレー。8回には大谷の51号ソロの援護弾も飛び出しての5-0勝利で、ポストシーズンで対戦する可能性の高いフィリーズに3タテを許さなかった。
 米SNSでは、スネルの続投直訴を支持する意見と、今回の成功を例にして「今後は先発投手の声に耳を傾けよ」と、ロバーツ監督の采配に改善を求める意見が飛び交った。 
「(造反した)スネルを責めないでやって欲しい。ひどい救援投手陣に彼の登板を台無しにして欲しくなかっただけだ」
「スネルはよくわかっている。笑。誰もあの情けないブルペンの助けは欲しがらないよ」
「スネルが最後の打者との勝負を強く主張したことにめっちゃ興奮したよ」
 スネルの態度に理解を示す意見と共にこんな主張も目立った。
「ロバーツ監督は、これからも、もう少し先発投手の意見に耳を傾けるべき。毎試合、同じ指標(球数など)に基づいて機械的に投手交代すべきではない」
「ピッチャーは投げたがるものだが、ロバーツ監督が昨夜の大谷みたいにスネルを早めに試合から降ろさなかったことに驚いたよ」
 采配ミスの目立つロバーツ監督は、ポストシーズンに向け、この日のゲームのように柔軟な姿勢で選手とのコミュニケーションを密にした方がいいのかもしれない。

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