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オールスターでトレードに関する質問まで受けたエンゼルスの大谷翔平。今オフトレードのシナリオが消滅したわけではない(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
オールスターでトレードに関する質問まで受けたエンゼルスの大谷翔平。今オフトレードのシナリオが消滅したわけではない(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

シーズン中の電撃移籍は消滅?!今一度大谷翔平のトレードの可能性を検証してみた…トラウトの動向まで連鎖

  来年のオフにFA(フリーエージェント)権を得るエンゼルスの大谷翔平(28)の周辺がかまびすしい。オールスターゲームの前日会見では、「トレードの報道をどう受け止めているのか?」「出されたくないという気持ちはあるのか?」という質問まで飛び出し、対して大谷は、「こちらがやることは変わらないので、エンゼルスにいる以上は、そこでやれることを今、しっかり頑張りたい」「僕の気持ちというよりかは、球団がどうするか。左右できないところに対して、どうしようっていうのは特にないですけど、自分ができることをやりたい」などと、居心地が悪そうに答えていた。

 8月2日の期限までにトレードされるのでは? という憶測さえあるが、それが真実であれば、すでに再契約交渉が決裂したか、本人が勝てるチームへの移籍を望んだということになる。

 ただ、ともに可能性は低い。シーズン中の交渉は、集中力を削がれることからどの選手も嫌う。実際、大谷は再契約交渉について「していない。していないというか、僕はもうノータッチで代理人に任せていますし、シーズンはシーズンで集中したい」と口にし、後者についても、「タレントは揃っている。個の力も強い。最近は、なかなかいい流れにもっていけてないので、勝ちをイメージできる試合が増えれば、もっといい流れになる。そのきっかけを作れる試合を早く作れるようにしたい」とやはりオールスターゲームの前日会見で話した。

 よって、なにか動きがあるとしたら、早くても今オフか。大谷の代理人としてはエンゼルスに今後の方針を示し、条件を提示する機会を与えるはずで、その上で契約延長に合意できないのであれば、早ければ今オフ、遅くとも来年7月までにトレード、というシナリオは否定できない。

  もっとも、エンゼルスが流出阻止を試みるなら、その前にできることは少なくない。 今オフから本格的に始まる大谷との再契約交渉において障害の一つとなるのが予算面。例えば来季は、マイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドーン内野手、ライセル・イグレシアス投手、ライアン・テペラ投手、アーロン・ループ投手、マックス・スタッシー捕手、デビッド・フレッチャー内野手の7選手だけで、総年俸が約1億2000万ドル(約165億円)に達する。さらに2025年までは年俸総額が1億ドル前後(約138億円)で推移する。  ここに、一部で予想されている大谷の年俸4000万(約55億円)~5000万ドル(約69億円)を加えると、例えば、来季のチーム年俸総額は贅沢税が発生するラインーー2億3200万ドル(約320億円)の70%前後に達する。アート・モレノオーナーが、贅沢税を払わない方針を貫くなら、向こう数年間は同じような状況となり、 残り約30%の予算枠で優勝を狙える戦力を集める必要があるが、有望なプロスペクトもいない状況では、容易ではない。

 

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