ポストシーズンを前に大谷ルールを巡って2つの不満の声が(写真・AP/アフロ)
“大谷ルール”に「他球団は憤りを抱く」「MLB機構は的を外している」と2つの不満…現状の特別扱いに不服の声が出る中でドジャース幹部はリリーフ登板後もDHで継続出場可能のルール改正を提案
同サイトは「ポストシーズンが間近に迫り、ドジャースのブルペンの現状を考えると(大谷のリリーフ起用に)緊急性が増しているのは確かだ」として、フリードマン編成本部長が、ルール上の制約はあるものの、状況が許せば、大谷がポストシーズンでリリーフ登板する可能性を「否定できない」と強調したことを伝えた。
フリードマン編成本部長は「昨年、ウォーカー・ビューラーは、我々にとって先発投手だったが(ヤンキースとの)ワールドシリーズ第5戦を(リリーフ登板して)締めくくった。だから今年もどう転ぶか分からないんだ」と、昨季のビューラーの例をあげて、大谷のポストシーズンでのリリーフ登板の可能性がゼロではないことを示唆した。ドジャースの救援陣が崩壊している現状を受けての対策だろう。
大谷は2023年のWBCでは、決勝戦までは先発起用されていたものの、米国との決勝戦では、DHでスタメン出場したあと、9回にリリーフ登板。最後に当時のエンゼルスのチームメイトだったマイク・トラウトを三振に仕留めて日米に感動を与えた。いずれにしろポストシーズンの戦いも4度目のMVP獲得が確実視されている大谷が主役となりそうだ。
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