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ドジャースの佐々木朗希が初のリリーフ登板をピシャリと抑えて見せる(写真:Creative 2/アフロ)
ドジャースの佐々木朗希が初のリリーフ登板をピシャリと抑えて見せる(写真:Creative 2/アフロ)

え?なんで?ロバーツ監督が明かす「まるで別人」佐々木朗希のリリーフ成功後に「あえて話をしなかった」理由とは?

 

 ベンチで佐々木と握手はしたが、これといって言葉は交わさず、ロッカール―ムに戻っても、あえて祝福の言葉を伝える時間を設けなかったというのだ。
 なぜなのか。
「チームメイトが彼のために本当に喜んでいるのを知っているし、彼自身がチームの勝利に貢献したいと強く思っていることを知っている。だから、あえて話かけなかったんだ。彼は今夜チームのために素晴らしい仕事をしたことをちゃんと自覚している。だからチームメイトと祝う時間を与えた。それほど大きな勝利だった。これこそチーム一丸となってつかんだ勝利なんだ」
 ロバーツ監督らしい気遣いだったわけだ。
 もちろん、連続世界一を狙うポストシーズンの戦いでも、リリーバー佐々木はチームの切り札となる。
「次のマウンドで、この勢いを維持してさらに自信を深められるかを見たい」と、ロバーツ監督は明言した。
 山本由伸が先発し、勝てば優勝の今日25日(日本時間26日)のダイヤモンドバックス戦には、休養を与えてブルペン待機させないが、26日(日本時間27日)の敵地でのマリナーズ戦から再びリリーバーとしてスタンバイする予定。
「おそらく最大で2イニング。今日は中2日での登板だったので、1イニング限定だった。彼の様子を見てまた話し合う。(長いイニングを投げるかは)流動的だ」とロバーツ監督。
 ブルペン陣に不安が残る中、佐々木に複数イニングを任せる選択肢もあるという。
 ドジャースは勝率で中地区優勝のブリュワーズ、東地区優勝のフィリーズを下回ったため、たとえ西地区優勝を決めても、9月30日(日本時間1日)から始まるワイルドカードシリーズからの出陣が決定している(相手は現時点でメッツが有力)。ポストシーズンの戦いの試合数が増える中で、佐々木のリリーバーとしての存在は大きいだろう。
 そのポストシーズンへ向けての自信を聞かれた佐々木は、「マイナーで2回、今日メジャーで投げてみていい結果が出ていることをポジティブに捉えている。残りの(レギュラーシーズンでの)試合で登板を重ねて、いい準備ができればいい」との覚悟を口にしていた。

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