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大谷翔平のワイルドカードシリーズの先発日を巡って大論争が起きる(写真・AP/アフロ)
大谷翔平のワイルドカードシリーズの先発日を巡って大論争が起きる(写真・AP/アフロ)

「まだ言わない」ロバーツ監督“鉄のカーテン”で大谷翔平と山本由伸のワイルドカードS先発日を巡って米メディアとSNSで大論争…開幕説から第3戦温存説まで

 ドジャースの大谷翔平(31)が27日(日本時間28日)の敵地でのマリナーズ戦で休養を取りブルペン投球を行ったことが様々な憶測が飛んでいる。ワイルドカードシリーズは30日(日本時間10月1日)から本拠地でスタートするが、デーブ・ロバーツ監督(53)は、開幕投手の発表を拒否した。米メディアやSNSでは、大谷、山本由伸(27)、ブレイク・スネル(32)らの名前が飛び交う大論争が起きた。2戦先勝の3戦制のワイルドカードシリーズの相手はレッズに決まった。ロバーツ監督は果たして誰をどんな順番で先発させるつもりなのだろうか。

 ワイルドカードSの先発要員は大谷、山本、スネルの3人

 大谷はワイルドカードシリーズの何戦目に先発するのか。そのXデーを巡って米メディアやSNSで大論争が起きた。
 ことの始まりは、大谷の行動。スポーツネットLAの映像によると、ロバーツ監督は、27日(日本時間28日)のマリナーズ戦前に「今日の一番の話題は翔平が休養ということだ。優勝が決まり、全員に休みを与えてきた。彼と話をして彼は休むことに納得していた」と、大谷の“休養”を明かしたが大谷はブルペンに入り投球練習を行ったのである。
 通常のルーティンであれば大谷がブルペンに入るのは登板2日前。1日のズレがあるが、ワイルカードシリーズが開幕する30日(日本時間1日)に照準を合わせての投球練習と考えることができる。
 前回の登板が23日(日本時間24日)のダイヤモンドバックス戦で復帰後、初めて6回をクリア。球数も91球で、中6日の登板間隔も開幕日にピタリとくる。
 だが、ロバーツ監督は、開幕投手については「まだ言わない」と鉄のカーテンを敷いた。
 大谷の投球練習の意味を問われ「彼がブルペンで投げる予定は聞いていた、それにどんな意味があるのかはわからない。今日は、リラックスデー。彼は好きなことを何をしても良かったんだ」とまた煙に巻いた。
 米メディアの中でも様々な憶測が飛び交った。
「スポーツイラストレイテッド誌」は、オレンジカウンティレジスター紙のビル・ブランケット記者の「ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ワイルドカードシリーズ第1戦の先発投手について名前を明かすことを拒んだ……だが、大谷翔平がちょうどブルペンで投球を終えたところだ」というXの投稿を引用してズバリこう報じた。
「これは重要な意味を持つ。大谷がシリーズ開幕戦でマウンドに立つ可能性を示唆しているからだ。もし先発するなら今季の登板制限の影響で短いイニングになると見られている。大谷が第1戦に先発すれば、ドジャースファンにとっては胸躍る展開となる。彼にとってキャリア初のポストシーズン登板となり、その舞台に強い意欲で臨むことは間違いないだろう」
 ロバーツ監督は、大谷の開幕投手を想定しているかのようにマリナーズとの2試合で布石を打った。
 レギュラ―シーズンでは先発ローテーに起用していたエメット・シーハンを1イニング、そしてタイラー・グラスノーも3イニングで降板させ、2人をワイルドカードシリーズでブルペン待機させることを明言したのだ。
「ベストなメンバーで戦いたいんだ。だからエメット(シーハン)とグラスノーの短いイニングを試した。彼らがベストな11-12人(のロスターメンバー)と考えているからだ」
 ロバーツ監督は、グラスノーの複数イニング起用については「わからない。状況次第。ただ彼はどんな役割でも準備できている」とした。
 大谷は、6イニングまでは投げているが、まだ100球を越えたことはない。ここで無理をさせることなく、イニング数ではなく球数で降板のタイミングが判断されるため、シーハン、グラスノーを共に“第2先発”としてスタンバイさせることは理にかなっている。
 だが、一方で違った意見もある。

 

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